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理学部鶴風会 教員懇話会 報告

 

第28回 理学部鶴風会 教員懇話会 報告

昭和56年化学科卒
八千代市立村上中学校
西澤 保雄


第28回理学部鶴風会 教員懇話会が、東邦大学理学部5号館3Fにて12時半より行われました。 始めに、体験:法医学教室の午後というタイトルで、新潟大学の手塚恵子先生(平9・生)が、佐渡で生育したカキを使って、牡蠣の食べたプランクトンの様子を顕微鏡で観察することをしました。このことで溺死であるかどうかプランクトンによって判定する事を初めて知りました。
普段何気なく食べているカキの食べ物を見て、そんなこともわかるのかという思いをしました。またおまけに、法医学教室らしく、麻薬の検査キットの体験をしました。みんな陰性だったので、ほっとしていました。
次に、「授業力アップ」ということで、西澤がみなさんに提案しました。人間は、言葉だけでなく、表情や態度・姿勢によって、生徒から見た印象が違うこと。毎日使っている板書の書き方について、提案しました。また、手を使って表す、ビジュアルハンド・心を開くオープンハンドなどを紹介し、十年以上のベテランの先生からも、評価いただきました。
次に陸上ヨットを使った物理実験を佐藤克之先生(平成12・物)が紹介してくれました。小さい頃遊んだレゴブロックを使って、2人一組でヨットを作り、スタート地点の扇風機の風力でより遠くまで走らせる競争で、効率よく移動距離を伸ばせるよう、改造を繰り返し、童心に帰って記録争いをしました。みんな楽しそうでした。記録は講師の佐藤先生の勤務先の駒沢女子学園高校の生徒の記録に及ばず、さすがの理科の先生も、「難しいな」と言っていました。
16時過ぎ、パルに移動し、若手の先生の発表がありました。今回から、現役の学生にも参加してもらいました。始めに、物理学科卒の大和田中学校の西村智明先生が、初任研で発表されたものに対し、学生から多くの質問があり、まだ現場を知らない、学生にとっても、フレッシュな情報であり、先生になってからの心構えが出来て、良かったという感想がありました。
続いて、生物科卒の酒井文子先生が、教員採用試験に関してどうすればよいか、体験をふまえて発表が行われました。学生にとって関心のある問題だけに、卒論と採用試験の対策をどうしたらよいかなど、具体的なそして真剣な質問が交わされました。
その後、懇親会に移り、原理事長のお話の後、懇親会が行われました。と同時に第一回教育フォーラムも行われ、教員以外の環境教育に関する仕事をされている方たちとの交流会も計られました。
今回から、現役の学生に参加してもらい、会を運営していきました。それに関して、学生が参加したから、参加しようと思ったというOBがいたり、東邦大学の教員同士がこんなに結束力が強いことが、今後教職に就くに当たって、心強いという学生もいました。
OBの参加者が45名、学生が25名ほど、そしてOBの大学間関係者が10名近く参加し、盛大な会となりました。次年度以降も、OB・学生が参加できる会にしていきたいと思います。これによって、学生の理学部鶴風会 教員懇話会の認知度を高め、これからの理学部鶴風会 教員懇話会の活動を盛んにしていける足がかりが出来たと思います。
参加した方々の、感想の一部を載せさせていただきます。

学生の感想

  • 役に立つ情報を得られたし、楽しかった。
  • OBの強い連帯感に感心し、これから教員になる自分にとって、とても心強く感じられました。
  • OBと交流できてたのしかった。

現職教員の感想

  • 平成19年 生物分子科卒
    他の年代の方々とふれあえたこと、授業の参考になることなど得られることがいろいろありました。来年も是非参加したいと思っています。
  • 昭和61年 生物科卒
    学生はなるべく、多く参加できると良いと思いました。
  • 昭和63年 化学科卒
    教科指導は、研修するチャンスがあるので、他の内容で研修を考えてほしい。
  • 昭和57年 生物学科卒
    実験はおもしろかったので、実践したいです。授業法の研修は何気ない仕草の大切さを改めて感じました。早速毎日の授業で役立てたいです。レゴを授業で用いることを知り、楽しく取り組めました。
  • 平成11年 生物学科卒
    カキのプランクトンの補食及びレゴを使った実習は、大変良くできており、且つ実践がすぐに可能なので参考になりました。また、現役学生が自分に話しかけてくれ、私学の教員の仕事内容や収入についても具体的に話しをしておきました。「知りたい事を知ることが出来る」のが、現役のメリットであり、教員は、「考えもしなかった事を考えられる」のが、メリットかと思います。現役大学生との交流会は将来の日本の教育界を考える上で、重要なことだと思います。どんどん交流の場に参加していきたいと思います。
  • 平成10年 化学科卒
    授業の基本ですが、とても参考になりました。若い先生にも伝えていこうかと思います。初任者研修でこのような内容の研修が出来ると、ためになるなと思いました。
  • 昭和61年 化学科卒
    大変有意義な研修でした。カキの中から「プランクトン」。小学校でも中学校でも高校でも扱える食いつきの良い素材(題材)であると思いました。特別理科実験として、子どもたちに還元(?)していきたいと思います。昨年度の魔境作りも子どもたちに好評でした。
  • 平成6年 生物分子科卒
    実験も生物系、物理系とバランス良い配分になっていました。さらに「授業力アップ講座」では、これまでの14年間の教員生活を洗い出された気持ちになり、この春から、再び原点に戻って、「初心」に帰って、取り組みたいという気持ちになりました。
  • 平成5年 生物科卒
    楽しく学ぶことができました。久しぶりに会えて人が多く、うれしかったです。ありがとうございました。
  • 昭和62年 物理学科卒
    とても有意義な研修会でした。ありがとうございました。普段体験できない実験に参加出来るのは、大変貴重な体験でした。
  • 昭和59年度 生物学科卒
    西澤先生の話を聞いて、はっとさせられる事がありました。長年教員をやっていると初心を忘れがちです。参加して良かったです。レゴには感心しました。土曜日には授業があり、最初の方に参加出来なかったのが残念です。
来年度は、今年以上の参加者を期待しています。是非OBのみなさん、若いこれから教員になろうとする、私たちの後輩に、少しでも経験したことを話していただけるとありがたいです。また現役の学生からは、若いパワーをもらえる良いチャンスと思います。