コミュニティヘルス看護領域は、広さ深さを探求し続ける領域です。

「広さ」 とは、地域・環境を対象とする領域であることを表現しています。
さまざな社会資源を活用しながら、多職種、住民、家族など、さまざまな人々とのつながりを大切にし、対象者を支え、支え合うしくみを考え、つくっていく能力を養います。

「深さ」とは、出生から死、健康な人々から療養する人々、さまざまな健康レベルにある対象者の暮らしむきに関心をもつことを表現しています。

その人が生きた歴史やそれにもとづく価値観を尊重し、自己実現に向かう数々の自己決定のプロセスを支えることを目指します。また、その個人は支援される対象というだけでなく、同時に他者に力を与えている存在であるということを常に意識していきます。