「こころ」をみつめ からだを”診る” という医療。
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創立記念日(6月10日)

摂食障害

読んで字のごとく「たべること」にまつわる困難を主とする病気といえます。いわゆる拒食症(神経性食思不振症)と、いわゆる過食症(神経性大食症)に大きく分けることができます。
神経性食思不振症とは、明らかにやせているのも関わらず、自分は太っていると考え、体重が増えることを恐れて、極端に食事を制限(野菜や海草などしか食べないなど)したり、過剰な運動をしたりする病気です。
人によっては、大量の食事をとった後に、吐いたり下剤を乱用して体重を落とす場合もあります。時として30kgを割るようなやせを呈するために、生理がなくなり、疲れやすくなり、立ちくらみなども起こしやすくなりますが、本人はやせていることが嬉しいためにそれらの症状を訴えることはあまりないようです。
極度のやせは、不整脈による突然死や、低血糖による昏睡の危険を高め、生命の危機にもつながるため、早急な治療が必要になります。
(摂食障害が原因で亡くなられる方は患者さんの5%にものぼります。)
神経性大食症は、やせは呈していないものの、自分の体重や体型に対するこだわりが強く、過食(一度に何食分もの食事や菓子などを詰め込むように食べる)と太らないための自己嘔吐、下剤・利尿剤の乱用、などを繰り返す病気です。
過食する間は気分が落ち着くものの、過食した後の落ち込みがひどく、拒食症に比べて気分の落ち込みやイライラなどを伴うことが多いようです。
神経性食欲不振症、神経性大食症ともに、一般的に治療には時間がかかります。
極端な痩せを伴った神経性食欲不振症の場合、生命の危機を伴うために、入院していただき、高カロリーの点滴などをする場合もありますが、患者さんには非常な苦痛と感じられることが多いようです。
まず、外来に続けて通院できるような、安定した関係を主治医と築くことを目標としながら、栄養に対する知識ややせの危険などをゆっくりと伝える作業をおこなっていきます。
神経性大食症の場合、自分の過食に対して強い罪悪感をもち、過食をゼロにしたいという希望をもって受診される方が多いようです。確かに過食嘔吐は、身体に悪影響を及ぼすのですが、ストレス発散という側面も持っています。
外来では、気分の安定をはかりながら、過食に代わるストレス発散法をさがしたり、日常生活に影響させない程度に食行動を落ち着ける工夫を一緒に考えていきます。