「こころ」をみつめ からだを”診る” という医療。
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東邦大学医療センター
大森病院 心療内科

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東京都大田区大森西6-11-1
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E-mail:psychosomatic-medicine02■med.toho-u.ac.jp
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【休診日】
第3土曜日、日曜日、祝日
年末年始(12月29日から1月3日)
創立記念日(6月10日)

心身症

はじめに、心身症とは

心療内科では、一般に「心身症」といわれる病状がある患者さんに対して、心身両面からのアプローチを行なっています。
日本心身医学会では、「心身症とは、身体疾患の中で、その発症や経過に心理社会的因子が密接に関与し、器質的ないし機能的障害の認められる病態をいう。
ただし、神経症やうつ病など他の精神障害にともなう身体症状は除外する。」と定義されています。簡単に言うと「身体の病気がありながら、その発症や経過に心理的なストレスや環境が密接にかかわっているもの」をさします。

【例1】Aさん 45歳(男性) 「食事前にみぞおちが痛む」

「半年前から、食事前にみぞおちが痛むことに気がついていましたが、一月前から便の色が黒くなり、心配になって受診しました。胃カメラで検査したところ、胃潰瘍がみつかり、内服薬での治療が始まりました。」
話を聞いたところ、半年前から職場で人員削減が行なわれたために負担が増え、さらに3ヶ月前に気難しい上司に変わり、怒鳴られる毎日が続いていました。

【例2】Bさん 30歳(女性) 「頭が痛い」

「元来、生理前や天気が変わるときなどに、ズキズキとした頭痛が時々起こっていました。このところ、頭痛の頻度が多くなり、時々吐くようになって心配になり病院を受診しました。
検査しましたが特に異常はなく、片頭痛でしょう、と診断されました。」
3ヶ月前から職場で後輩の指導にあたっており、うまく指導できないのが気になっている、と話しています。
日常生活で、わたしたちはストレスがかかったり、悩みがあるときに、症状がなかったとしてもたとえとして、「胃が痛い」「頭が痛い」と用いることがあります。
Aさん、Bさんはストレスや環境(仕事の負荷の増加、後輩の指導に対する葛藤)が彼らの実際の「胃が痛い」「頭が痛い」症状を実際に悪くさせているようです。
このような症状に対しては、心身両面からのかかわりや、環境を調節することが必要となります。
一般に、心身症としてあげられる疾患には、胃潰瘍や頭痛のほかに、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、過敏性腸症候群などがあります。高血圧や、糖尿病などの生活習慣病にも心身症の側面があります。