オプトアウト
臨床研究は文書または口頭で研究についての説明を行い、患者様からの同意(インフォームド・コンセント)を得て行われますが、このような方法ではなく、「オプトアウト」方式による同意というものがあります。患者様の意思表示を認識することができる最適な同意取得方法です。臨床研究のうち、「観察研究」において適応されることが多い方法です。たとえば、患者様への侵襲や介入がなく、人体から取得された資料を用いず、診療禄(カルテ)などのデータのみを用いて行うような研究では、国の定めた倫理指針に基づいて、必ずしも対象となる患者様お一人ずつから直接同意を得るとは限りません。「オプトアウト」方式では、研究の実施についての情報を通知またはweb上で掲示し、患者様に拒否の機会を保障するというものです。
東邦大学医療センター大森病院心療内科では、行われる臨床研究はすべて倫理員会で承認されております。当科では診察時に臨床研究に関する包括同意(診療に伴い発生する情報等を今後の医学研究・教育などに利用することに対する同意)を頂いておりますが、倫理委員会を通過した個々の研究については、これに加えて心療内科のホームページでその内容を掲示しております(オプトアウト方式)。研究では個人が特定されないよう、十分配慮しております。研究のために自分のデータが使用されることを望まれない患者様は、病棟もしくは外来担当医にその旨をお伝えください。
倫理委員会を通過し実施されている臨床研究を下記に示します。
東邦大学医療センター大森病院心療内科では、行われる臨床研究はすべて倫理員会で承認されております。当科では診察時に臨床研究に関する包括同意(診療に伴い発生する情報等を今後の医学研究・教育などに利用することに対する同意)を頂いておりますが、倫理委員会を通過した個々の研究については、これに加えて心療内科のホームページでその内容を掲示しております(オプトアウト方式)。研究では個人が特定されないよう、十分配慮しております。研究のために自分のデータが使用されることを望まれない患者様は、病棟もしくは外来担当医にその旨をお伝えください。
倫理委員会を通過し実施されている臨床研究を下記に示します。
1.機能性めまいの関連病態の検討とデジタルデバイスによる難治化要因の探索
倫理委員会番号:M21095
期間:2021年8月24日~2024年8月31日
内容:機能性めまいやその関連病態において、抑うつ症状や不安症状、疲労感といった心身症状との関連性を前後方視的に検討する。特に、デジタルデバイスを用いた経験サンプリング法 (ESM: experience sampling method)により日常生活下における病状と感情の影響について評価を行う。その後の臨床転帰について追跡し、心身の状態との関連性を評価する。
試験内容:後ろ向き観察、前向き観察、横断
期間:2021年8月24日~2024年8月31日
内容:機能性めまいやその関連病態において、抑うつ症状や不安症状、疲労感といった心身症状との関連性を前後方視的に検討する。特に、デジタルデバイスを用いた経験サンプリング法 (ESM: experience sampling method)により日常生活下における病状と感情の影響について評価を行う。その後の臨床転帰について追跡し、心身の状態との関連性を評価する。
試験内容:後ろ向き観察、前向き観察、横断
2.心身症患者におけるパーソナリティ特性と症状への影響の検討
倫理委員会番号:M21316
期間:2022年10月5日~2024年3月31日
内容:当科を受診された心身症の症例を対象に、パーソナリティ特性と睡眠障害などの関連性を明らかにすることを目的に後方視的な検討を行うことで、特性を考慮した治療起点について探索する。
試験内容:後ろ向き観察
期間:2022年10月5日~2024年3月31日
内容:当科を受診された心身症の症例を対象に、パーソナリティ特性と睡眠障害などの関連性を明らかにすることを目的に後方視的な検討を行うことで、特性を考慮した治療起点について探索する。
試験内容:後ろ向き観察