縦走路の傍らで登山者の安全を見守って
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登山と疲労

登山の疲労①

疲労にはいろいろな種類がある。これらが複合して「疲れ」は起こる

①上りで・・・筋肉疲労
対策;ゆっくりのぼる。いつもの半分のペースで!

②下りで・・・筋肉破壊
対策;衝撃を小さくする(段差小さく、体を軽く、ストックetc.)

③エネルギーの枯渇
対策;十分な食事
エネルギー消費量=体重×行動時間×5(kcal)・・・×70%

④水分の枯渇
対策;十分な水分補給
水分消費量=体重×行動時間×5(ml) ・・・×70%
のどが渇く前に積極的に摂りましょう。

登山の疲労②~暑さ・寒さ・低酸素~

暑さの疲労⇒熱中症
●気温24℃以上で注意、28℃以上で警戒!湿度80%以上、気温の急上昇にも注意。
●個人差(肥満・体調不良・暑さへの慣れ・高齢)
●予防は帽子・着衣・水分補給。
●起きた時の対処は休憩・冷却・水分補給。


寒さの疲労⇒低体温
●低温・風・濡れ(湿性寒冷)から身を守る。
●個人差⇒高齢者・子供・激しい疲労に注意
●予防には十分な着衣・素材(ゴアテックス・速乾下着)
●エネルギー・水分補給も重要。
●震えが出始めたらすぐ対処を!(早めの対処)
●無理に進まず引き返すかビバークを。


低酸素の疲労
●低酸素は身体にかなりの負担をかける。
●本人の自覚と身体の負担には隔たりがある⇒無理に気がつかない。


以上に気をつけて楽しい登山を。