私たちは努力し続けます からだに優しい手術を・・・

自己心膜を使用した大動脈弁形成術とは

われわれが施行している手術方法は、自己心膜切除後、心膜をグルタールアルデハイド(強度を上げる溶液)にて10分間処理します。石灰化弁尖切除後、弁輪の石灰化部分を超音波吸引器(CUSA)にて除去します。次に自己開発した弁尖サイザーにて各交連部間の距離を計測します。その計測値に対応した大きさの弁尖を自己開発したテンプレートを使用して、グルタールアルデハイド処理した自己心膜にて作製します。作製した弁尖を使用して石灰化を除去した弁輪に直接縫いつけていきます。

大動脈弁形成術(動画)

※音声は流れません。
AVP

大動脈弁形成術の流れ

大動脈弁形成術の流れ

石灰化した弁との比較

重症大動脈弁(左)と正常な大動脈弁(右)
重症大動脈弁狭窄症(左)と正常な大動脈弁(右)
左の画像は、弁尖が石灰化しているのがわかる。

術前、術後の心エコーの比較

上が術前のエコー、下が術後のエコーの動画です。
Pre_OPE_TEE
Post_OPE_TEE

正常な心エコー

normal_echo
もっと詳しい各症例の動画はこちらからご覧ください。

大動脈弁形成術の各症例動画