食事療法アドバイス

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痛風(高尿酸血症)

痛風(高尿酸血症)とは

血液中に尿酸という物質が多くなり、その結果関節内に尿酸の結晶が作られ、それが原因で激しい関節炎を起こす病気です。一般的には、足の親指に激しい痛みを起こします。痛風は9割以上が成人男性に発症しますが、痛風の背景には持続する高尿酸血症があります。

食事療法のポイント

1. バランスのよい食事

体重が増加すると尿酸値を上昇させる要因になります。肥満対策としても過食に注意し主食・主菜・副菜を組み合わせ、バランスのよい食事生活にしましょう。

2. プリン体を多く含む食品を控えましょう

尿酸を作るプリン体は食事からの生産よりも体内での生産が多いことがわかっていますがプリン体を多く含む食品を大量に食べないことも大切です。
プリン体が多い食品としては、細胞数の多い魚・肉類の内臓類(レバーや内臓類)・いわし・うに・エビなどがあります。また、プリン体は水に溶けるので濃厚な鶏ガラスープやとんこつスープなども注意が必要です。

3. 野菜は十分に摂りましょう

野菜はビタミン、ミネラルを多く含むアルカリ性食品です。
尿酸の排泄を促進させるために野菜、芋類、海藻類など十分に摂り尿をアルカリ性に保ちましょう。

4. 水分を十分に摂りましょう

水分をしっかり摂ると尿量が増加し、尿と一緒に尿酸も排泄してくれます。
1日の尿量が2リットル以上になるように十分な水分補給が大切です。しかし、炭酸飲料やジュースなどは糖分が多いのでお勧めできません。

5. アルコール類は控えましょう

アルコールを摂り過ぎると尿酸の排泄が悪くなり、尿酸値を上昇させます。特にビールはプリン体を多く含んでいるので注意が必要です。
アルコールは原則禁止にしましょう。

お問い合わせ先

東邦大学医療センター
大橋病院 栄養部

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TEL:03-3468-1251(代表)