食事療法アドバイス

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高血圧

高血圧症とは

何らかの原因で血圧が基準値より高くなった状態をいいます。
ほとんど自覚症状はありませんが、高血圧状態を長期間放置すると動脈硬化を招き、脳卒中などの脳血管疾患や心臓病など多くの病気を引き起こしやすくなります。定期的に病院での検査や自宅での血圧測定で早期発見に努めましょう。

食事療法のポイント

1. 塩分は1日6g未満にしましょう

家庭での調理法や調味料などの使い方を見直して、食塩や醤油・ソースをあまり使わない献立を考えましょう。また、加工食品の使用や外食の回数を減すことも工夫の一つです。

2. 肥満を解消

肥満がある場合は、エネルギー制限をすることで血圧が下がることが多い様です。食べすぎに注意して自身にあった適性体重を維持するようにしましょう。

3. 動物性脂肪と植物性脂肪のバランスに注意

動物性脂肪の摂り方が多いと血液中のコレステロールが高くなります。また、植物性脂肪・魚油などはコレステロールを下げる働きがあります。動脈硬化を予防するために油脂類の摂り方にも注意しましょう。

4. カリウムを多く摂りましょう

カリウムには血中の余分なナトリウムを排泄する働きがあります。日頃からカリウムを多く含む食品を食べましょう。
カリウムを多く含む食品には野菜や果物・海藻類などがあります。
注)腎機能が低下している方は控える必要があります。

5. アルコールは適量を守って!

アルコールは血行促進やストレスの緩和などに役立つことがありますが、飲みすぎると逆に血圧を上昇させる働きやエネルギーの摂りすぎで肥満を助長させることにもなります。
飲酒については医師に相談しましょう。

お問い合わせ先

東邦大学医療センター
大橋病院 栄養部

〒153-8515
東京都目黒区大橋2-22-36
TEL:03-3468-1251(代表)