食事療法アドバイス

メニュー

消化性潰瘍

消化性潰瘍とは

胃酸が胃や十二指腸の食物と同じように消化して傷つけてしまう病気です。
胃潰瘍は胃角部に、十二指腸潰瘍は十二指腸球部によくできます。不摂生な食生活やストレス、アルコールなどは胃粘膜の抵抗力を低下させ胃潰瘍を起こしやすくします。

食事療法のポイント

1. 食事は規則正しく1日3食摂りましょう

規則正しい食生活は生体内リズムを正常化し、消化機能を適切に維持します。また、長時間の空腹は胃に食べ物が入ってこないため、胃液が濃くなり胃粘膜障害を起し易くします。

2. 消化のよい食品を腹八分目にして食べましょう

食物繊維や脂肪の少ない食品を選びましょう。また、繊維の多い物や硬い物は胃壁を刺激し、胃酸の分泌を促進するので控えましょう。
素材で選ぶなら肉は脂肪の少ない物や魚は新鮮な物、調理法で選ぶならきざむ、おろす、よく煮るなどすると消化がよくなります。

3. 胃を刺激する食品を控えましょう

  • 熱すぎるものや冷たいもの
  • 繊維の多いものや硬いものは胃壁を刺激し、胃酸分泌を促進するので控えましょう。
  • 酸味の強いもの
  • 香辛料の強いもの
  • アルコール、炭酸飲料、カフェイン飲料など

4. バランスよく食べましょう

障害を受けた粘膜の回復には、たん白質やビタミン、ミネラルなどが不足しないように摂る必要があります。

5. 食事はゆっくりとよく噛んで食べましょう

食後は休養をとりましょう。

お問い合わせ先

東邦大学医療センター
大橋病院 栄養部

〒153-8515
東京都目黒区大橋2-22-36
TEL:03-3468-1251(代表)