栄養部の活動報告ブログ 栄養ニュース

バレンタインデー

ブログ担当の冨岡です。
先日、買い物へ行くと街中が、「バレンタイン」一色に染まり百貨店からコンビニまで店頭に様々なチョコレートが並べられていました。私も若い頃は、バレンタインデーが近づくとチョコをもらえるのか。また、誰からもらえるんだろうと妄想と期待を膨らませものです。そこで今回は、「バレンタインデー」と「チョコレート」の豆知識について紹介します。
【バレンタインデーの起源】
諸説ありますが、西暦269年2月14日、古代ローマ帝国時代に起きたウァレンティヌス(バレンタイン)司教の悲しいエピソードが始まりだと言われています。後世の人々は、ウァレンティヌス(バレンタイン)の勇気ある行動を讃え、恋人たちの守護聖人として信仰するようになり彼の殉教の日(2月14日)を彼の名をとってバレンタインデーとしお祈りをするようになったそうです。

【日本と海外の違い】
日本のバレンタインデーは、女性から好きな男性にチョコレートを贈る習慣となっていますが、これは日本独自のものです。欧米では、主に男性が女性に向けて花束やカード、お菓子などを贈る習慣となっています。また、バレンタインデーにチョコレートをもらった男性が女性にプレゼントを返すホワイトデーは日本発祥の文化で、アジア圏の一部にしかありません。 
【名称によるの違い】
・チョコレートとは
カカオ分が35%以上、あるいはカカオ分21%以上でカカオ分と乳固形分の合計が35%以上のチョコレート生地を全重量の60%以上使用したもの。
・準チョコレートとは
カカオ分が15%以上、あるいはカカオ分7%以上かつ乳固形分12.5%以上の準チョコレート生地を全重量の60%以上使用したもの。
*カカオ分とはカカオ由来のカカオマス(カカオニブをすりつぶしてペースト状にしたもの)、ココアバター(カカオニブから抽出した油分)、ココアパウダー(ココアバター抽出後の残渣をパウダー上にしたもの)を合計した割合を指しています。
【配合による分類】
主原料の配合によって「ダークチョコレート」「ミルクチョコレート」「ホワイトチョコレート」の3種類に分けられます。
・ダークチョコレート
カカオマス、ココアバター、砂糖などで作られるチョコレート。
一般的なダークチョコレートはカカオマスが40~60%程度。カカオマスが70%以上のものは高カカオチョコレートと呼ばれます。
・ミルクチョコレート
カカオマス、ココアバター、砂糖、乳製品などで作られるチョコレート。
乳製品は、全脂粉乳、脱脂粉乳やクリームパウダーなどが使われます。
・ホワイトチョコレート
ココアバター、乳製品、砂糖が主な成分のチョコレート。
ホワイトチョコレートはカカオの褐色成分(カカオマス)が入っていないため、乳白色をしています。
参考:Hello,Chocolate by meiji より
【人気の成分カカオポリフェノールとは】
チョコレートの主な原料「カカオ」に含まれるカカオポリフェノールには、活性酸素の働きを抑制する抗酸化作用があります。期待できる効果としては、肌老化の防止、血圧低下、動脈硬化の予防などです。但し、健康効果が期待できるのは、カカオ70%以上の高カカオチョコレートです。しかし、一方で高カカオになるにつれ一般的なチョコレートよりエネルギーが高く、脂質量も多くなるので食べ過ぎには注意が必要です。
今までなんとなく選んでいたチョコレート製品も種類や特徴の違いを知ることにより、名称や原材料を見てから選ぶ楽しみが増えます。是非、皆さんもバレンタインデーに贈るチョコレート選びの参考にしてみて下さい。
次回の栄養ブログも乞うご期待!

投稿日:2023年02月01日00時00分| 投稿者: 冨岡勤| カテゴリ: 未設定


前の記事次の記事