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餃子

ブログ担当の冨岡です。
3月に入り日ごとに暖かさを感じられるようになりましたが、スギ花粉のピークを迎えていますので花粉症の方は対策をしっかり行い、つらいシーズンを頑張って乗り切りましょう。さて先日、総務省の家計調査から「餃子」年間購入額が発表され、宮崎市が餃子の街として有名な宇都宮市、浜松市を抑え2年連続日本一となったことが話題となりました。今や国民食となっている餃子は、油や水を使わず簡単に焼くことができる冷凍羽根つき餃子の登場や無人餃子販売所のオープンなど、日々話題が尽きません。
そこで今回は「餃子」についての豆知識を紹介したいと思います。
そこで今回は「餃子」についての豆知識を紹介したいと思います。
【中国では餃子は縁起物】
餃子の形が、中国で使われていた「馬蹄銀」という貨幣の形に似ていたことから「お金に恵まれるように」という願いが込められ、中国では春節(旧正月)やお祝いの席で餃子を食べる習慣があります。また、中国語で餃子は「ジャオズ」という読みが、子が交わる、子を授かることを意味する「交子(ジャオズ)」と発音が同じであることから子供に恵まれるようにとの願いも込められているそうです。
餃子の形が、中国で使われていた「馬蹄銀」という貨幣の形に似ていたことから「お金に恵まれるように」という願いが込められ、中国では春節(旧正月)やお祝いの席で餃子を食べる習慣があります。また、中国語で餃子は「ジャオズ」という読みが、子が交わる、子を授かることを意味する「交子(ジャオズ)」と発音が同じであることから子供に恵まれるようにとの願いも込められているそうです。
参考:モランボンHP 手作り餃子サイト
【餃子文化の違い】
餃子には、焼き餃子、蒸し餃子、水餃子、揚げ餃子がありますが、日本では、主に焼き餃子が主流なのに対し本場中国では水餃子が主流となります。食べ方にも違いがあり日本ではおかずとして食べますが、中国では主食として食べられています。
【餃子はバランスの良い完全食と言われるが・・・】
基本的な餃子の材料は、餃子の皮、豚ひき肉、キャベツや白菜、葱、ニラ、生姜、にんにくなどの野菜です。餃子の皮には小麦粉が使われている為、炭水化物を多く含みます。また、具となる豚肉にはたんぱく質や脂肪が含まれ、野菜にはビタミン・ミネラル・食物繊維が含まれています。そこで栄養の質を評価する指標の一つに「エネルギー産生栄養素バランス」で確認してみましょう。
基本的な餃子の材料は、餃子の皮、豚ひき肉、キャベツや白菜、葱、ニラ、生姜、にんにくなどの野菜です。餃子の皮には小麦粉が使われている為、炭水化物を多く含みます。また、具となる豚肉にはたんぱく質や脂肪が含まれ、野菜にはビタミン・ミネラル・食物繊維が含まれています。そこで栄養の質を評価する指標の一つに「エネルギー産生栄養素バランス」で確認してみましょう。
餃子の栄養成分:エネルギー314㎉・たんぱく質10g・脂質17g・炭水化物33g
※餃子1人前(25g×6個)として「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」より算出
※餃子1人前(25g×6個)として「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」より算出
目標値と餃子のバランス
栄養素 | 目標量の範囲(%) | 餃 子(%) |
たんぱく質 | 13~20% | 12.3% |
脂 質 | 20~30% | 47.1% |
炭水化物 | 50~65% | 40.6% |
目標値と比べると脂質が多く、炭水化物が少なくなっていました。

【羽根つき餃子とは】
羽根つき餃子の羽根とは、餃子同士をつなげる薄皮のことです。
餃子を焼く際に水で小麦粉を溶いたものをかけて作ります。
羽根のパリパリ食感と皮のもっちりした食感を楽しむことができます。
※羽根つき餃子発祥の地は東京・蒲田です。
羽根つき餃子の羽根とは、餃子同士をつなげる薄皮のことです。
餃子を焼く際に水で小麦粉を溶いたものをかけて作ります。
羽根のパリパリ食感と皮のもっちりした食感を楽しむことができます。
※羽根つき餃子発祥の地は東京・蒲田です。

【宇都宮餃子と浜松餃子の違い】
宇都宮餃子の特徴は皮が厚く、具には白菜やニラといった野菜を使い肉の使用量が少ない為、野菜の旨味を感じられるあっさりした味となります。一方、浜松餃子は皮が薄く、具にはキャベツや玉ねぎを使い肉の使用量が多い為、ジューシーな味わいが特徴となります。
※宮崎餃子は、型や製法が特に定まっていません。
宇都宮餃子の特徴は皮が厚く、具には白菜やニラといった野菜を使い肉の使用量が少ない為、野菜の旨味を感じられるあっさりした味となります。一方、浜松餃子は皮が薄く、具にはキャベツや玉ねぎを使い肉の使用量が多い為、ジューシーな味わいが特徴となります。
※宮崎餃子は、型や製法が特に定まっていません。
最近は、家で手作り餃子を食べる機会が減りましたが、以前は家族みんなで餃子作りをしていました。不格好な餃子を見つけては、「誰が包んだ餃子?」なんて言いながら楽しく食べた思い出があります。手作り餃子はアイデア次第でアレンジ餃子が作れるのも魅力の一つです。皆さんも週末は、家族や友人たちと手作り餃子を楽しんでみてはいかがでしょうか?
次回の栄養ブログも乞うご期待!