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オリーブオイル

ブログ担当の冨岡です。
最近は栄養相談で患者さんから『油はオリーブオイルを使用しています。』
という言葉を耳にすることが増えてきました。また、身体には良いイメージを
持っているが家庭にはなじみが無かった油なのでどれを選んで
良いのか分からないという方も多いのではないでしょうか
そこで今回はオリーブオイルの種類と特徴について簡単に紹介します。

【特 長】
オリーブオイルにはオレイン酸が多く含まれています。
その働きには血液中のHDL(善玉)コレステロールは減らさずに
LDL(悪玉)コレステロールのみを低下させる作用があり
動脈硬化や心臓病を予防するといわれています。
また、抗酸化作用のあるビタミンEやβ-カロチン、ポリフェノールも含まれ
老化防止といったアンチエイジング効果も期待できます。

【種 類】
オリーブオイルは、IOOC(国際オリーブオイル理事会)で定められた基準によって
バージンオリーブオイル、精製オリーブオイル、オリーブオイル(ピュア)の3つに
分けられていますが日本でよく売られているものはエクストラバージンオリーブオイルと
ピュアオリーブオイル(オリーブオイルとも表記)の2種類です。

【使い分け】
エクストラバージンオリーブオイル
オリーブの風味が豊かなのでサラダのドレッシングやマリネ・カルパッチョなど加熱しない料理に使うと美味しくいただけます。
最近ではパンを食べる時にバターやマーガリンのかわりに使う方も
います。

ピュアオリーブオイル
クセがなくマイルドな風味なので炒め物や揚げ物など加熱調理に適しています
また、繰り返し揚げ物をしても酸化(油の劣化)しにくい性質を持っています。
油にはたくさんの種類があり、それぞれ性質や健康への影響も
大きく異なります。良い油だけを摂るのではなく健康の為には
動物・植物・魚由来の脂肪をバランスよくとることが大切です。
また、オリーブオイルも普通の油もカロリーは同じなので
摂りすぎると肥満の原因となりますのでご注意下さい。

次回の栄養ブログも乞うご期待!

投稿日:2014年06月03日00時00分| 投稿者: 冨岡勤| カテゴリ: 未設定


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