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アルコール

ブログ担当の冨岡です。
梅雨明けから毎日、暑い日が続いています。
この時期は『ぐっすり眠れない』、『つい冷房をかけ過ぎてしまった』、
『食欲がない』など生活や食事のリズムが乱れやすくなります。
私自身も暑い日は、つい喉が渇いて『冷たいビールを1杯』なんていう
気持ちになってしまいますが、みなさんはビールなどのアルコール類を
飲む機会が増えていませんか?
今月はアルコールについて紹介します。
アルコールはエンプティカロリー

「エンプティカロリー」という言葉を耳にしたことがありますか
エンブティとは「空っぽ」つまり空っぽのカロリーと言うことです
しかしカロリー0ということではありません。アルコールは1gあたり7kcalあります。
これは体に必要な3大栄養素(炭水化物・脂質・タンパク質)が入っていないため
栄養が空っぽ(エンプティカロリー)という意味で呼ばれています。
*炭水化物・脂質・タンパク質は1g4kcal・9kcal・4kcalとなります。
アルコールでは太らない?

アルコールは炭水化物や脂質よりも先に熱として放出されます
そのため後回しにされた栄養素は消費されず脂肪として
蓄えられやすくなります。
また、食事をしないでアルコールを飲んでも分解する過程で
肝臓での中性脂肪の合成が促進され、脂肪肝を誘発します。
お酒の種類によって原材料や加えられた糖分でカロリーは異なります。


節度ある適度な飲酒
1日平均純アルコールで20g程度とされています。

主な酒類の換算の目安

お酒の種類  ビール
(500ml) 
清酒
(180ml)
 ウイスキー
(ダブル60ml)
焼酎(35度)
(180ml) 
ワイン
(120ml) 
アルコール度数  5%    15%     43%   35%    12%
純アルコール量  20g      22g      20g  50g    12g      
                                        厚生労働省 健康日本21より

上手なおつまみ選び方
アルコールには食欲が増進する働きがある為
高カロリーな揚げ物や脂肪の多い肉類などは避け、刺身やサラダ・酢の物
などの低エネルギー食品を選ぶようにしましょう。 
特にアルコールによってビタミンやミネラルが失われやすいので、
お浸しや和え物などの野菜や海藻類と肝臓がアルコールを代謝する時に
使われるたんぱく質を含む冷奴や枝豆などの豆類を使ったものがお勧めです。

「酒は百薬の長」ということわざがありますがこれは適量な飲酒と
最適なつまみを選んでこそ得られるものです。
飲み過ぎが習慣化すれば「万病の元」となってしまいます。
また、肝臓を休ませる休肝日を作りましょう。
医師から飲酒を控えるように言われている方は禁酒が必要です。

次回の栄養ブログも乞うご期待!




 

投稿日:2014年08月04日00時00分| 投稿者: 冨岡勤| カテゴリ: 未設定


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