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野菜のビタミン

ブログ担当の冨岡です。
健康のためには、「1日350g以上の野菜を食べましょう!」
と言われています。 栄養相談で患者様に
『普段から野菜はしっかり摂っていますか?』と尋ねると
『なるべく毎食サラダを食べるようにしています』と答える方がいます。
野菜=生野菜とイメージする方が多いのかも知れませね。
では野菜を食べる時は生野菜と温野菜のどちらがよいのでしょうか?
そんな疑問についてお答えします
野菜にはビタミン・ミネラルが豊富に含まれていることは知られていますが
野菜に含まれるビタミンには水溶性と脂溶性の2種類があることをご存知でしたか?


水溶性ビタミン(ビタミンCやB群)
特 徴
水に溶けやすい為、水に浸しているだけでも溶け出してしまいます。
また、熱にも弱く加熱すると壊れやすい特徴があります
ただし過剰に摂取しても尿中に排泄されるので安心です。
調理でのポイント
*水で洗う際は素早く洗うようにしましょう。
*生で食べることがおすすめですが炒め物や蒸し物でも良いでしょう
*野菜から出た茹で汁もいっしょに摂ると無駄なくビタミンが摂取できます。
脂溶性ビタミン(ビタミンA・D・E・K)
【特 徴】
油に溶ける性質があり、さらに油に溶けることで吸収率が上昇する特徴があります。
また、比較的熱による損失の少ないビタミンです。
ただし過剰に摂取した場合は人体に害を及ぼす場合があるので注意が必要です。
【調理でのポイント】
*水に溶けにくいので十分に水洗いをしても大丈夫。
*油と一緒に調理することで吸収率が高まります。
*サラダはノンオイルよりOILドレッシングの方がより効果的

生野菜は熱に弱いビタミンを効率よく摂取することができます。また、温野菜は加熱調理により
カサが減りたくさんの量を食べることができるので失われた栄養素も補給することができます。
それぞれにメリットがありますのでビタミンの特徴を理解し逃がさない調理法で食べることが
大切です。
次回の栄養ブログも乞うご期待!

 

投稿日:2015年04月03日00時00分| 投稿者: 冨岡勤| カテゴリ: 未設定


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