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秋の味覚 栗

ブログ担当の冨岡です。
8月上旬の酷暑が嘘だったかのように涼しい日が続いています。
今年はこのまま残暑がなく秋の訪れが早まりそうな気配ですが
季節を先取りして展開するコンビニエンスストアではすでに
秋の新作商品(さつまいも・栗・かぼちゃ)が並びはじめています。
そこで今回は秋の味覚の中から栗に注目してみました。
栗は、ほんのりとした甘味と、ほくほくとした食感で和菓子・洋菓子だけでなく
日本料理などさまざまな用途で使用されています。


栗の種類(世界四大栗)と代表的な食べ方
日本栗  ・・・甘露煮、ゆで栗
中国栗  ・・・焼き栗
西洋栗  ・・・焼き栗、マロングラッセ
アメリカ栗 ・・・1900 年頃に発生した菌類「クリ胴枯病」の被害により
         ほぼ壊滅したといわれています。現在では一部の地域で
         栽培はされていますが市場にはあまり流通していません。
栗の栄養
主な成分はでんぷんですが
ビタミンB1が多く含まれビタミンCやカリウムも豊富です。
食物繊維に至ってはサツマイモより多く含まれています
また、渋皮にはポリフェノールの一種、タンニンが含まれています。

おいしい栗の見分け方
1・・・表面の硬い鬼皮に張りがあり光沢がある物
2・・・傷がついていない物(穴が空いている物は虫が入っている場合があります)
3・・・実が重い物(古い栗は水分が減っているので重みがなく、味も風味も落ちています)

 保存方法
生栗は常温保存でなくビニール袋に入れ冷蔵庫のチルド室で冷蔵保存しましょう
但しスーパーなどで販売されている生栗は虫止め(燻蒸処理)が施してありますが
収穫した生栗には虫が卵を産み付けている場合があるので保存処理(温湯処理)
を行うことをおすすめします。
  *保存目安 1ヶ月程度

温湯処理法
※例 栗1kgの場合
1)2ℓの水を鍋に入れて火をかけ、80度に温める
2)栗を鍋にすばやく入れて1分間浸漬したら水を切る
3)栗を陰干しして水気をきったら穴をあけたビニール袋に入れて冷蔵保存。
 
 

最近は野菜や果物も一年を通して手に入るものが多くなっていますが、
生栗(冷凍は除く)は、今でも限られた時期にしか手に入りません。
みなさんも是非、この時期にしか味あえない生栗を使った料理に挑戦して
みてはいかがでしょうか?
次回の栄養ブログも乞うご期待!
 

投稿日:2015年09月03日00時00分| 投稿者: 冨岡勤| カテゴリ: 未設定


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