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秋の味覚 りんご

ブログ担当の冨岡です。
最近はすっかり秋らしく過ごしやすい季節となってきました。
秋は四季の中で穀物や果物などの収穫が多くなる季節でもあり
多くの雑誌には味覚狩りや食フェスの特集が掲載されています。
そこで今回は前回に引き続き秋の味覚でもあり世界中で愛されている
果物『りんご』を紹介します

【神話・伝説】
世界の歴史と共に歩んだりんごには数多くの物語があります
*アダムとイブが食べた禁断の果実
*白雪姫が食べた毒りんご
*息子の頭上にあるりんごを射抜いたウィリアム・テル
*ニュートンが万有引力を発見する手がかりとなったりんご
【栄養と効果】
有機酸
りんごに含まれるクエン酸やリンゴ酸には、疲労物質でもある乳酸を分解する働きがあるため、
疲れを取り除いてくれます。

カリウム
ナトリウムを体外に排泄する働きがあり、高血圧の予防・改善に効果があります。

ペクチン(食物繊維)
りんごの皮に多く含まれるペクチンには整腸作用があり腸の働きを活発にし、消化吸収を助ける働きがあります。また下痢や便秘の解消にも役立ちます。

ポリフェノール
りんごの皮にはりんごポリフェノールが多く含まれ強い抗酸化力を持っています。
活性酸素を除去する効果や、血流改善効果、口臭予防効果、美白・美肌作り効果など
様々な効果があると言われています。

【美味しいりんごの選び方】
果皮が赤く染まり張りとツヤがあるもの選びましょう。
お尻の部分が緑色から黄色がかったら完熟のサインです。

【豆知識】
*りんごのピカピカはワックス?
りんごは熟するにつれ表面を保護するために脂肪酸(リノール酸やオレイン酸)が分泌され
ワックスのようになります。この現象を「油あがり」と呼び、食べごろになったサインでもあります。

*りんごの蜜は甘いの?
蜜の成分は「ソルビトール」という糖アルコールの一種で蜜の部分だけ食べても甘みはあまりありません。しかし熟度がすすむことで蜜ができるので完熟した証となります。
完熟しても密が入らない品種もあります
 

「1日1個のりんごは医者を遠ざける」という有名なことわざもありますが、りんごの一番効果的な食べ方は皮ごと食べることです。最近では生食やお菓子作りだけでなく料理の隠し味としても使うことができます。カレーライスはもちろん、味噌を使った料理や生姜焼きのタレなどにすりおろしたりんごを加えるたけで料理の味に深みが増すので試してみてはいかがでしょうか。
次回の栄養ブログも乞うご期待!

投稿日:2015年10月06日00時00分| 投稿者: 冨岡勤| カテゴリ: 未設定


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