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春キャベツ

ブログ担当の冨岡です。
最近では暖かい日が続き、まさに春本番となってまいりました。
また、店頭にも旬を迎えた春野菜が顔を並べています。
先日、外食をした際も春を味わう期間限定メニューが販売されており
多くの料理に春キャベツが使用されていました。
そこで今回は春と冬の年に二回旬を迎えるキャベツについて紹介します。


春キャベツと冬キャベツの特

春キャベツ(新キャベツ)寒玉を改良したもの
*丸くて小さくふっくらとしており、葉が薄くやわらかい。
*水分が多く甘味があるのでサラダ等の生食や浅漬けに向いています。
*3月から5月が旬ですがその年の気候によっては6月頃まで出荷される
 場合もあります。

冬キャベツ(寒玉)一般的にキャベツと言われているもの
*形が楕円で葉は硬く、葉と葉の間に隙間がない
*葉は硬いが甘みもあるので生食(千切り)でも、加熱調理
(野菜炒め・ロールキャベツ)にも向いています。
*秋から初春頃までスーパーに多く出回りますが甘みを増す2月頃が
 旬となります

栄養成分について
春キャベツと冬キャベツにはビタミンC、ビタミンK、ビタミンU、カロテン、カリウム、食物繊維などの栄養素が豊富に含まれています。
栄養成分の中でも特徴的なのは、ビタミンCとビタミンUです。
ビタミンC・・・皮膚や血管の老化を防ぎ免疫力を高める働きを持つ抗酸化ビタミン
ビタミンU・・・胃酸の分泌を抑えたて胃の粘膜を修復する働きがあります
*ビタミンUはキャベツから発見されたビタミン様物質で別名キャベジンと呼ばれています

選び方のポイント
*春冬共通して外葉は鮮度の目安となるので鮮やかな緑色を選ぶ
*芯の切り口がみずみずしく乾燥していたり、黒ずんだり、劣化していないもの。
*春キャベツは軽く葉がふんわりと巻いているもの
*冬キャベツはずっしりと重く巻きがしっかりしているもの


この時期にしか食べることができない春キャベツは冬キャベツに比べビタミンCやカロテンの含有量が多くなっています。しかしキャベツ特有のビタミンUやビタミンCは、水に溶けやすく熱にも弱いので出来る限り生で食べることをオススメします。食べ方としてはサラダだけでなくピクルスや生ジュースなども良いでしょう。また、加熱するのであればさっと炒めるか煮込み料理などスープごと食べられる料理がおすすめです。
次回の栄養ブログも乞うご期待!

 

投稿日:2016年04月05日00時00分| 投稿者: 冨岡勤| カテゴリ: 未設定


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