栄養部の活動報告ブログ 栄養ニュース

初 鰹

ブログ担当の冨岡です
この季節、我が家では鰹の刺身が定番メニューとなります。
鰹は栄養価が豊富でありながら価格もリーズナブルなので家計に
やさしい食材です。前回、紹介したキャベツのように獲れる時期に
よって鰹も呼び名が変わります。
そこで今回は旬を二回迎える食べ物シリーズ魚編として鰹を紹介します。
特 徴

春から初夏にかけ、黒潮にのって太平洋岸を北上する鰹を「初鰹」と呼び、秋の水温の低下に伴い、三陸あたりの海から関東以南へ南下してくる鰹を「戻り鰹」と呼びます。いずれも栄養豊富ですが、餌をたっぷり食べている「戻り鰹」は脂がのっているのに対し、「初鰹」は「戻り鰹」より脂分は少ないが、赤身本来の味わいを堪能できます。
古くより江戸では、「初鰹は女房を質に入れても食べろ」と言われている様に、季節の魚として重宝されてきたようです。
栄 養

鰹は体全体の1/4をタンパク質が占めるほど多く含まれています。
中でも背骨に近い「血合い」の部分にはビタミンB1,B2、B12、ナイアシン、鉄、
そして血液中のコレステロールを減らし、血圧を下げる作用がある物質タウリンが
含まれています。また血行をよくするEPAや脳の働きを活性化するDHAなどの
不飽和脂肪酸も多く含まれています。
豆知識

鰹はだしの素や削り節のパッケージなどで絵を見ている為、ほとんどの方が
姿をイメージすることができると思います。
しかし鰹の特徴であるお腹の縞模様は生きている鰹にはほとんど見えません
普段は無地で興奮したりすると横縞が現れ死んでしまうと縦縞に変化するそうです。*魚の縞模様 の『縦』と『横』は頭を上にしてみる

鰹の刺身やたたきは、わさびではなく生姜で食べることが定番となっていますが
本場、高知ではにんにくと一緒に食べるのが定番のようです。
鰹の生臭さが苦手という方は角煮や竜田揚げ、ガーリックステーキなどにすると臭みを
気にせず食べられます。どんな食材も調理法や食べ合わせを工夫するだけで美味しく
食べることができるので是非、試してみてください。
次回の栄養ブログも乞うご期待!

 

投稿日:2016年05月02日00時00分| 投稿者: 冨岡勤| カテゴリ: 未設定


前の記事次の記事