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高齢者と低栄養

ブログ担当の冨岡です。
最近では、65歳以上の高齢者の5人に1人が低栄養傾向にあると言われています。高齢者が低栄養になりやすい理由として食欲や吸収能力の低下、噛む力や飲み込む力の低下などさまざまな理由から食事量が減りたんぱく質やエネルギーが不足して体力の減少、免疫力の低下、筋力の低下がおこります。そこで今回は 低栄養を予防するためにはどのようなことに気をつけたらよいかお話します。
最近では、65歳以上の高齢者の5人に1人が低栄養傾向にあると言われています。高齢者が低栄養になりやすい理由として食欲や吸収能力の低下、噛む力や飲み込む力の低下などさまざまな理由から食事量が減りたんぱく質やエネルギーが不足して体力の減少、免疫力の低下、筋力の低下がおこります。そこで今回は 低栄養を予防するためにはどのようなことに気をつけたらよいかお話します。

【あなたは低栄養ではありませんか?】
以下の項目に該当する人は低栄養状態が疑われます。
1・過去6ケ月で2~3kgの体重が減った
2・BMIが18.5未満の人
*BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
(例)体重60kg身長160cmの場合 60÷1.6÷1.6=23.4
3・血清アルブミン値が3.5g/dl未満
以下の項目に該当する人は低栄養状態が疑われます。
1・過去6ケ月で2~3kgの体重が減った
2・BMIが18.5未満の人
*BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
(例)体重60kg身長160cmの場合 60÷1.6÷1.6=23.4
3・血清アルブミン値が3.5g/dl未満

【低栄養を予防する食事ポイント】
1.バランスよく食べる
主食、主菜、副菜、を揃えて食べる
2.良質なタンパク質を摂る
毎食1品はお肉、お魚、卵、大豆製品などのたんぱく質を摂る
*ご飯やパンなど主食に偏ってしまう時は、おかずから食べるようにしましょう
3.食べやすい食事にする
繊維が多くかたい根菜類は「かくし包丁を入れる」「小さく切る」「つぶす」「おろす」などの
工夫をする。
水分でむせ込む時は片栗粉やコーンスターチを利用してトロミをつ け る
4.食べられない時は無理をしない
食欲がなく、1回の食事量が少量になってしまう時は、何回かに分けて食べる
1日2食であれば間食(補食)として果物や乳製品などを取り入れる
【楽しさの工夫をする】
1.楽しく食事ができる環境づくりが大切
家族や友人と一緒に会話しながら食事をする
食器や盛り付けなどの工夫で食欲をアップさせる
2.生きがいや楽しみを見つける
趣味活動や興味のある地域社会活動に参加してみる。
高齢者は老化に伴う身体的変化により低栄養状態になるリスクが高まりますが、それ以外にも生活環境要因(1人住まいや老夫婦のみの生活)や精神的要因(認知機能障害やうつ)が大きく関わっています。そのため同居者や介護者の方もそれらの点に関しても注意深く見守るようにしてください。
次回の栄養ブログも乞うご期待!