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国民健康・栄養調査

ブログ担当の冨岡です。
平成29年9月21日に厚生労働省から平成28年10~11月に実施した
国民健康・栄養調査結果の概要が発表されましたので、今回はその結果について紹介します。

【国民健康・栄養調査とは】
毎年、健康増進法に基づいて国民の身体状況、栄養摂取量および生活習慣の状況を明らかにすることで、健康増進の推進を図るための基礎資料を得るために実施されています。
【調査結果のポイント】 *目標値は健康日本21(第二次)を参考 

肥満及びやせの状況
肥満者(BMI 25.0以上)は男女とも有意な増減はみられませんが、女性のやせ(BMI 18.5未満)の割合はこの10年間で有意に増加しています。特に20歳代女性のやせの割合は20.7%となっていす。また、高齢者の女性における低栄養傾向の割合も増加しています。


野菜の摂取状況
野菜摂取量の平均値は276.5gでした。目標摂取量は350gですが全ての年代で目標に達しておらず、特に若い世代の摂取量が少ないのが現状です。都道府県別では、長野県が男女とも一番摂取量が多くなっていました。
食塩摂取量の状況
食塩摂取量の平均値は9.9gでした。この10年間で減少していますが、
男女別にみると男性10.8g・女性9.2gとまだまだ目標値の8gには到達していません都道府県別では、沖縄県が男女とも一番摂取量が少なくなっていました。
運動習慣者の状況
運動習慣のある者の割合は男性で35.1%.女性で27.4%でしたが
年齢階級別にみると男女とも30歳代が最も低い状況となっています。
30歳男性 18.4%   → 目標値20~64歳 36%
30歳女性  9.8%  → 目標値20~64歳 33%
飲酒状況
生活習慣病のリスクを高める量を飲酒している者の割合をみると目標値が
男性13%・女性6.4%にもかかわらず50歳代男性では22.7%、40歳代女性では16.4%と最も高くなっていました。

               *詳しくは厚生労働省のホームページをご覧下さい

今回の調査結果では、働き盛り世代が野菜の摂取量や運動量が少なく飲酒量は多くなっていました。生活習慣病は日々の生活の乱れが積み重なるとこで発症のリスクが高まります。まずは自身の健康に意識を向け普段の生活の中で改善できることから始めてみましょう
次回の栄養ブログも乞うご期待!

投稿日:2017年11月01日00時00分| 投稿者: 冨岡勤| カテゴリ: 未設定


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