栄養部の活動報告ブログ 栄養ニュース

食事で冷え対策

ブログ担当の冨岡です。
謹んで新春のご挨拶を申し上げます。
2019年も食と栄養についての情報を発信してまいりますので
『栄養ニュース』をよろしくお願い致します。さて、年が明けてからも寒い日が続いていますが、体調管理は大丈夫でしょうか?「手足が冷えて眠れない」 、「入浴後すぐに手足が冷える」 、「体が温まりにくい」 などの冷えに悩まれている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、冷えを予防する食事や体を温める食材を紹介します。

【冷えの原因】
1.偏った食生活
 
 栄養バランスの偏った食事や運動不足による筋力低下で熱を作るエネルギー源が
  不足しています。
2.血行不良
  
ストレスによる自律神経の乱れや貧血・低血圧などが原因で血液の循環が悪くなり
  手足の隅々まで血液が届きにくくなってしまう。


【体を温める大切な栄養素】
1.タンパク質
・・・筋肉を作り熱を生み出す
2.ビタミンB1・・・糖代謝を促進し、からだを動かすエネルギーを産生する
3.ビタミンC ・・・鉄分の吸収を促進し毛細血管の機能を保持する
4.ビタミンE ・・・血液の流れをよくする
5.鉄 分   ・・・血液中のヘモグロビンと結びつき全身に酸素を運ぶ

 

【体を温める食材の選び方】
1.冬に旬を迎えるものや寒い地域で採れたもの
2.土の中で育ったもの
3.黒や暖色系の色をしているもの

野菜・・・蓮根.牛蒡.人参、南瓜、葱、山芋、生姜、ネギ、ニラ、にんにく、など
果物・・・りんご、ぶどう、さくらんぼ、桃、みかんなど
 

【体を温める食べ方】
1.加熱して食べる
  生野菜や果物などの冷たい食べ物は体を冷やすので少量にとどめ、
  加熱調理(煮る・炒める・蒸すなど)した温かいメニューを中心にしましょう。
2.料理に辛味を利用する
  唐辛子や生姜、ねぎ、にらなどの辛味成分には血行を促進する作用が
  期待できます。
3.よく噛む
  よく噛んで食べると食事誘発性熱産生が高まり、体が温まりやすくなります。
   *食事誘発性熱産生・・・食後、安静にしていても代謝量が増大すること。
体を温める食べ物を食べるだけでは、根本的な冷えの改善にはなりません。
日々の生活習慣を見直し、バランスの良い食事と適度な運動が必要です。
まずは、自身の生活習慣を振り返り無理なく継続できることから始めてみましょう。
次回の栄養ブログも乞うご期待!

投稿日:2019年01月07日00時00分| 投稿者: 冨岡勤| カテゴリ: 未設定


前の記事次の記事