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豆 乳
ブログ担当の冨岡です。
2月に入りインフルエンザが全国で猛威を奮っています。
みなさんも予防対策をしっかり行ってくださいね。
さて先日、栄養相談に来られた患者さんが「牛乳の代わりに毎日、豆乳を飲んでいます。」と話されていました。そこで理由を尋ねると「豆乳の方が体に良さそうだから」と答えられました。豆乳は以前から美容や健康が気になる女性の間で人気がありましたが、最近では飲料だけでなく、鍋の素やパン、プリン、ソイラテといった豆乳を使った様々な食品が販売されたことで老若男女問わず人気を集めています。そこで今回は豆乳について紹介します。
【代表的な栄養素】
*植物性たんぱく質
大豆のタンパク質は肉のタンパク質に比べて低カロリー。
また、大豆たんぱく質は体内での吸収・分解に時間がかかるので満腹感を得やすい。
*イソフラボン
ポリフェノールの一種で女性ホルモンのエストロゲンと似た効果を発揮します。
加齢に伴い減少する女性ホルモンの代替ホルモンとして、更年期障害や
骨粗しょう症を予防する効果が期待されています。
*レシチン
コレステロールの吸収を抑制する効果や脳内の情報伝達をスムーズにし、
脳を活性化する働きがあります。
*サポニン
強い抗酸化作用があり、脂質の酸化を抑えながらその代謝を促進するため、
中性脂肪の吸収を抑制する効果が期待されています。
*植物性たんぱく質
大豆のタンパク質は肉のタンパク質に比べて低カロリー。
また、大豆たんぱく質は体内での吸収・分解に時間がかかるので満腹感を得やすい。
*イソフラボン
ポリフェノールの一種で女性ホルモンのエストロゲンと似た効果を発揮します。
加齢に伴い減少する女性ホルモンの代替ホルモンとして、更年期障害や
骨粗しょう症を予防する効果が期待されています。
*レシチン
コレステロールの吸収を抑制する効果や脳内の情報伝達をスムーズにし、
脳を活性化する働きがあります。
*サポニン
強い抗酸化作用があり、脂質の酸化を抑えながらその代謝を促進するため、
中性脂肪の吸収を抑制する効果が期待されています。
【豆乳の種類】
*成分無調整
水以外のものを一切加えずに作る豆乳、大豆本来の味が強く栄養価も高い
*調整豆乳
豆乳に香料や砂糖を加え飲みやすくしたもの
*豆乳飲料
調整豆乳にコーヒーや紅茶、果汁などの風味をつけたもの
*成分無調整
水以外のものを一切加えずに作る豆乳、大豆本来の味が強く栄養価も高い
*調整豆乳
豆乳に香料や砂糖を加え飲みやすくしたもの
*豆乳飲料
調整豆乳にコーヒーや紅茶、果汁などの風味をつけたもの
【豆乳と牛乳の栄養成分比較】200㎖あたり
熱量 | 蛋白質 | 脂質 | 炭水化物 | カルシウム | 鉄 | |
豆 乳 | 92kcal | 7.2g | 4.0g | 6.2g | 30mg | 2.4mg |
調整豆乳 | 128kcal | 6.4g | 7.2g | 9.6g | 62mg | 2.4mg |
牛 乳 | 134kcal | 6.6g | 7.6g | 9.6g | 200mg | 0.04mg |
*日本食品標準成分表2015より
豆乳と牛乳は見た目が似ていますが、含まれる栄養素や体への作用が異なるため、ご自身の目的に合わせて選ぶことが大切です。しかし厚生労働省と農林水産省が共同で策定した「食品バランスガイド」では、カルシウムの供給源として牛乳・乳製品を積極的に摂ることが望ましいとしており牛乳ならコップ1杯(2SV)程度が適当とされています。なので乳製品のアレルギーでない限り、どちらかに偏らずそれぞれの特徴を理解し、毎日の暮らしに賢く取り入れることをお勧めします。
次回の栄養ブログも乞うご期待!
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