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おはぎ

ブログ担当の冨岡です。
9月に入り日中は残暑が厳しいものの、 朝夕は涼しさを感じる日も増えてきました。しかし、まだまだ暑い日が続くようなので本格的な秋の訪れはまだ先になりそうですね。さて、これからの季節は年中行事や記念日等が多くあり、まもなく秋のお彼岸を迎えます。お彼岸に欠かせない食べ物といえば「ぼたもち・おはぎ」です。そこで今回は「おはぎ」についてお話します。

【おはぎとは】
もち米を蒸したり炊いたりして米粒が軽く残るぐらいに潰し、丸めて餡子で包んだ和菓子です。今ではいろんな種類の味があり 関東では「粒あん、きな粉、黒ゴマ」の3色おはぎが定番となっていますが、関西では「粒あん、きな粉、青のり」の3色おはぎが定番のようです。

おはぎの小豆には栄養が詰まっている!
1.活性酸素の発生やその働きを抑制し除去するポリフェノール
2.炭水化物の代謝をサポートするビタミンB1
3.貧血予防のために必要な鉄分
4.むくみ予防やナトリウムを排泄する作用のあるカリウム
5.腸内環境を改善しておなかをキレイにする食物繊維などなど
【なぜ、お彼岸におはぎを供えるの?】
お彼岸に「おはぎ・ぼたもち」をお供えする由来は、諸説ありますが、おはぎの材料となる小豆の赤色には魔除け効果があると信じられていたために邪気を払う食べ物として先祖の供養の際にお供えをしたのが始まりとされています。また、おはぎの材料に使われているもち米には五穀豊穣祈願の意味もあったようです。

【ぼたもちとおはぎの違い】
*地域によって定義がちがいますが呼び名や由来にまつわる雑学をまとめてみました。
ぼたもち
・春は牡丹の花に見立て「牡丹餅」と呼ばれていたものが、やがて「ぼたもち」となった。
・ぼたもちは牡丹の花に似せて丸く大きな形でつくられていた。
・秋に収穫して春まで保存した小豆は皮が硬くなってしまうため、
 皮を取り除き、こしあんとして食べた。

おはぎ

・秋は萩の花が小豆の形に似ていることから「お萩餅」と呼ばれていたが、
 やがて「おはぎ」となった。
・萩の花に似せて細長い俵型のような形状で作られていた。
・収穫したての小豆で作った餡は皮までやわらく食べられるため、粒あんとして食べた。

さて当院では給食に旬の食材を取り入れ、食事を通して四季の変化を感じていただけるようにメッセージカードを添えて行事食を提供しています。また、9月23日の秋分の日には行事食として「おはぎ」をお出しする予定です。(一部の食種は除く)
次回の栄養ブログも乞うご期待!
 
 

投稿日:2019年09月10日00時00分| 投稿者: 冨岡勤| カテゴリ: 未設定


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