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嗜好調査

ブログ担当の冨岡です。
春風の心地よい季節となりました。
今年は、東京も記録的な早さで桜が開花した為、大橋病院に隣接する目黒川緑道の桜は、すでに葉桜となってしまいました。昨年に続き、今年も新型コロナウイルスの影響でお花見を自粛せざるを得ない状況でしたので来年こそはゆっくり桜を満喫したいものです。さて先日、栄養部では入院中の患者さんにご協力をいただき「嗜好調査」を実施しました。
そこで今回は、栄養士業務の一環として行う「嗜好調査」についてお話します。
【嗜好調査とは】
患者さんから食事に関する意見を伺い、献立内容や調理方法等の見直しを行うための調査です。いただいたご意見を参考に、日々の給食業務の改善と、より満足度の高い食事を提供することが目的です。現在、大橋病院では年2回実施しております。
【嗜好調査の流れ】
1.計画
 ・嗜好調査の実施内容を栄養委員会にて検討
2.準備
 ・アンケート用紙作成
 (比較しやすくする為、前年度の結果を踏まえた内容にする)
 ・アンケート用紙印刷と配布準備
 ・看護部門に協力を求める
3.実施
 ・食事配膳トレーにのせ配布
 ・下膳時もしくは病棟にて回収
4.結果集計と報告
 ・結果をまとめ報告書作成
 ・栄養委員会にて報告書内容の確認と今後の検討
 ・嗜好調査結果に基づき部内で献立・食材・作業工程などの見直しを実施
【 アンケート内容】
①現在食べている食種
②主食について(量・味・炊き方・温度)
③汁物について(味付け・温度)
④副食について(量・味付け・盛り付け方・温度)
⑤食器の印象について
⑥好きな料理について
⑦病院食の中でおいしかった料理
⑧病院食の中でまずかった料理
⑨その他ご意見

嗜好調査結果はコチラ pdf

入院中の食事は、治療を行う上で重要な役割を担っていると同時に患者さんにとっては楽しみの一つでもあります。その為、当院では患者さんからのご意見、嗜好調査結果や残食調査結果等から随時献立の見直しを行っています。また、入院中の食事がご自宅での食事療法の参考となれば幸いです。
次回の栄養ブログも乞うご期待!
 

投稿日:2021年04月01日00時00分| 投稿者: 冨岡勤| カテゴリ: 未設定


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