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東京オリンピック2020

ブログ担当の冨岡です。
新型コロナウイルスの感染拡大によって開催が1年延期された東京オリンピック2020ですが、未だにコロナ禍は収束せず開催を不安視する声もある中で7月23日に開会式を迎えます。
開催されれば、世界中のトップアスリートたちが東京に集まり生活拠点となる選手村で過ごすことになります。そこで今回は、大会期間中に選手村で提供される食事について紹介します。
【飲食の提供について】
2018年3月に東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会から飲食提供に係る基本戦略(大会における飲食提供に関する基本的考え方)が公表されました。その後、選手村ダイニングにおける具体的な食事メニューを検討するためにアスリート、料理関係者、スポーツ栄養士等の外部有識者で構成する「選手村メニューアドバイザリー委員会」が設置され、そこでメニューが決定されIOCの承認を受けています。

【選手村ダイニング】
選手村には、メインダイニングホールとカジュアルダイニングの2か所が準備されています。

1.メインダイニングホール 
アスリートが競技において最高のパフォーマンスを発揮できるよう、栄養管理や多様な食習慣等に配慮された飲食を提供する場となり日本料理を含む世界各地の料理や宗教に配慮したハラール料理、好みに応じたベジタリアン料理やグルテンフリーなど、約700種類の料理が用意されています。
 2.カジュアルダイニング
日本の食文化を発信する場として被災地や東京都産の食材、各地の特産物など、様々な食材を活用したメニューを提供することで、アスリートに日本の食文化を堪能していただくことを目的としたダイニングです。また、「東京2020みんなのフードプロジェクト」と題して、一般の方々からもアスリートに食べてほしい自慢の料理や家庭の味、リフレッシュメニューを募集し、715件の応募から5品が選ばれカジュアルダイニングでアスリートへ提供されることになっています。
 
  メインダイニングホール カジュアルダイニング
席数 3,000席 280席
1日最大食数想定 45,000食/日
3,000食/日
オープン時間 24時間 午前11時~午後10時
※感染対策で変更の可能性あり。
【使用される食材】
厳しい調達基準があり食品安全、環境保全、労働安全を確保した生産方法によって作られたものが要件になっているため、「GLOBALG.A.P」や「JGAP」などの認証を受けたもが使用されます。

【感染対策】

換気システムの導入や各席をアクリル板で仕切り消毒を徹底するなどの対策がとられています。また、選手各個人が料理を取るビュッフェ形式からスタッフが取り分けて提供する方法へ転換。食事時間も30分程度で退席するよう求められています。さらにメインダイニングホールには混雑状況が一目でわかるように案内モニターが設置されています。
参考:東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会
   「東京2020大会における飲食提供について」
 
今大会は新型コロナウイルス感染対策として入国前後や大会期間中の定期的なPCR検査に加え、移動制限・行動制限も厳しく競技会場と練習会場・選手村以外は原則移動ができないため、公共交通機関の使用や市街地への外出はできません。せめてアスリートたちには、選手村での食事を通して日本の食文化や食卓の味を感じてもらえたらと思います。
次回の栄養ブログも乞うご期待!


投稿日:2021年07月01日00時00分| 投稿者: 冨岡勤| カテゴリ: 未設定


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