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エナジードリンク

ブログ担当の冨岡です。
梅雨も明けて暑さも本格的になってきました。
暑い日が続くと、体がだるくなり疲れが取れない日々が続きます。そんな時に栄養ドリンクやエナジードリンクを利用する方は多いのではないでしょうか。なかでもエナジードリンクは、ここ数年で商品数が飛躍的に増えコンビニエンスストアやドラックストア、自動販売機等で見かける機会が多くなっています。そこで今回は、若者に支持され売り上げを伸ばしている「エナジードリンク」について紹介します。
【エナジードリンクの特徴】
エナジードリンクには一部、栄養ドリンクと同じ成分が含まれていますが「清涼飲料水」に分類されているので食品衛生法によって食品として扱われています。その為、カフェインやビタミン・アルギニン・ローヤルゼリーなどの成分は配合できますが、栄養ドリンクによく使われているタウリン(別名:アミノエチルスルホン酸)などの成分は医薬品扱いとなる為、日本では配合することができません。また、エナジードリンクは清涼飲料水であるため、他のソフトドリンク同様、栄養ドリンクのような効果効能を謳うこともできません。
*海外から輸入したエナジードリンクには、タウリンが配合されているものもあります。
【栄養ドリンクとの違い】
栄養ドリンクは、医薬品・医薬部外品に分類され、一定の有効成分が配合されていることから滋養強壮・肉体疲労・食欲不振など、効果効能に対する表現や表記が認められています。また、用法・用量も決められています。
【エナジードリンクの注意】
エナジードリンクは炭酸やカフェインの効果で元気が出る感覚や爽快感が味わえますが、栄養ドリンクと比べカフェインの含有量が多いため、飲みすぎによって健康を害することがあります。カフェインを過剰摂取した場合の症状としては、中枢神経系の刺激によるめまい、心拍数の増加、血圧上昇、興奮、不安、震え、不眠症、下痢、吐き気等があげられます 。摂取量に注意し、体調に異変を感じた場合は医療機関を受診しましょう。


上手に栄養ドリンクやエナジードリンクを摂取すれば、日常生活を元気に送るためのサポートをしてくれますが、できればドリンクに頼るのではなく、疲れを溜めない生活習慣を身に付けることが大切です。まずは、1日3食バランスよく食べることを心掛け、日頃から十分な睡眠と適度な運動を生活の中に取り入れることから始めてみましょう。
次回の栄養ブログも乞うご期待!

投稿日:2021年08月01日00時00分| 投稿者: 冨岡勤| カテゴリ: 未設定


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