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管理栄養士国家試験

ブログ担当の冨岡です。
先日、第36回管理栄養士国家試験の施行についての詳細が厚生労働省より公表されました。管理栄養士国家試験は、病院で働きたいと考えている栄養士にとって避けて通れない試験となります。なぜなら病院の機能や提供する食事数によって医療法や健康増進法で管理栄養士の配置が義務付けられているからです。また、入院患者さんの栄養管理や栄養指導(外来・入院)は、管理栄養士が行わなければ診療報酬の算定ができません。その為、多くの病院では管理栄養士の資格が必須とされています。そこで今回は、「管理栄養士免許取得の流れと栄養士との役割の違い」についてお話します。

【第36回管理栄養士国家試験の施行について】
試験期日:2022年2月27日(日)、
北海道、宮城県、埼玉県、東京都、愛知県、大阪府、
岡山県、福岡県および沖縄県の9都道府県で行われます。
岡山県、福岡県および沖縄県の9都道府県で行われます。
受験に関する書類の受付期間は2021年11月15日(月)~12月3日(金)
合格発表日:同年3月25日(金)
【試験科目】
【試験科目】
社会・環境と健康・人体の構造と機能及び疾病の成り立ち・食べ物と健康・
基礎栄養学・応用栄養学・栄養教育論・臨床栄養学・公衆栄養学・給食経営管理論
基礎栄養学・応用栄養学・栄養教育論・臨床栄養学・公衆栄養学・給食経営管理論
【受験資格】
・2年制の栄養士養成施設を卒業して栄養士免許取得後→ 3年以上の実務経験
・3年制の栄養士養成施設を卒業して栄養士免許取得後→ 2年以上の実務経験
・4年制の栄養士養成施設を卒業して栄養士免許取得後→ 1年以上の実務経験
・4年制の管理栄養士養成施設を卒業した者
【受験者数・合格率】
第35回管理栄養士国家試験の受験者数と合格率
受験者数:16,019人(9,643人)
合格者数:10,292人(8,807人)
合格率 :64.2% (91.3%) *( )内は新卒
*例年、実務経験を経て受ける栄養士の合格率は低くなっています。
参照:厚生労働省HP

【病院で働く栄養士・管理栄養士の役割】
栄養部門はフードサービス(給食管理)とクリニカルサービス(栄養管理)に分かれて業務を行っていますが、近年では給食委託会社にフードサービスを任せて病院の職員はクリニカルサービスに専念するなど、役割を分担する病院が多くなっています。
*フードサービスは主に栄養士が担当
献立作成・食数管理・食材の発注と管理・調理作業
*クリニカルサービスは管理栄養士が担当
栄養状態の評価・栄養管理計画書の作成・栄養指導(外来・入院)
・集団栄養指導(糖尿病教室など)・チーム医療との連携
栄養部門はフードサービス(給食管理)とクリニカルサービス(栄養管理)に分かれて業務を行っていますが、近年では給食委託会社にフードサービスを任せて病院の職員はクリニカルサービスに専念するなど、役割を分担する病院が多くなっています。
*フードサービスは主に栄養士が担当
献立作成・食数管理・食材の発注と管理・調理作業
*クリニカルサービスは管理栄養士が担当
栄養状態の評価・栄養管理計画書の作成・栄養指導(外来・入院)
・集団栄養指導(糖尿病教室など)・チーム医療との連携
管理栄養士は、様々な疾患や病態に合わせた栄養管理を行う為、栄養士に求められるスキルに加え医学的な知識や身体機能に関する知識およびコミュニケーション能力が必要となります。また、近年では経口栄養法のみならず非経口栄養法においても管理栄養士は、病態に応じた栄養剤の選択や患者に適した投与量・投与方法・投与回数などの提案も行っています。
次回の栄養ブログも乞うご期待!
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