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高齢者のお惣菜利用

ブログ担当の冨岡です。
謹んで新春のご挨拶を申し上げます。
今年2022年も食や栄養についての情報を発信してまいりますので『栄養ニュース』をよろしくお願い致します。さて、近ごろ栄養相談で高齢なご夫婦や高齢の単身者に日頃の食事について尋ねると「料理をするのが面倒」、「料理中の事故が心配」などの理由から「お惣菜を買って済ませています。」という声をよく聞きます。しかし、お惣菜は味付けの濃いものが多く、上手に選ばないと栄養バランスが偏ってしまいます。そこで今回は、お惣菜を利用する際の注意点についてお話します。
【お惣菜のメリット・デメリット】
メリット
・食べたいものを必要な分だけ少量ずつでも購入ができる
・種類も豊富で手軽に利用できるため家事の負担を軽減(時短)できる
・単身者や高齢者の世帯では簡便な食事としてだけではなく、多様な食品を摂取することができる
・栄養表示や原材料・アレルギー表示・消費期限などが表示されているので安全に食品を選ぶことができる
デメリット
・野菜不足になりやすいため、ビタミン・ミネラル・食物繊維が不足しやすい
・塩分や脂肪の多い食事になりやすい
・コストが割高になる
【注意点】
バランスに気を付ける!
好きなものばかり選んでは、栄養に偏りが生じてしまいます。バランスの良い食事にするには、主食・主菜・副菜を組み合わせて食べることが大切です。また、おにぎりや菓子パン、丼もの、麺類などの単品メニューは手軽に食べられますが、糖質や脂質に偏りがちです。たんぱく質やビタミン、ミネラル、食物繊維が補えるように、牛乳やサラダなどを組み合わせましょう。
たんぱく質をしっかり摂る!
たんぱく質が不足すると高齢者は、筋肉量が減り身体機能が低下するサルコペニアに陥りやすいため、たんぱく質の供給源になる肉、魚、卵、大豆製品などを使った料理を毎食一品は摂るようにしましょう。
塩分量に注意する!
市販のお惣菜は、味付けの濃いものが多いため、汁物や漬物は避けましょう。
麺類はスープを残す、ソースやサラダのドレッシングは半量にするなど減塩を意識することが大切です。
*1日の目標塩分摂取量は、男性7.5g未満女性6.5g未満(日本人の食事摂取基準2020年版より)
火の元に注意
加齢に伴い判断能力や運動機能が衰えてくるため、ちょっとしたことから思わぬ事故につながってしまう恐れがあるので火の元には注意しましょう。
 ※主なガスレンジによる事故
1.火の消し忘れや空焚き(認知症や物忘れなど)
2.コンロ回りのものに着火(布巾、キッチンペーパー、惣菜やインスタン食品の包装紙など)
3.衣類へ着火(換気扇のスイッチに手を伸ばす、鍋の交換でコンロの上に手を伸ばすなど)
高齢になると食が細くなり食べにくい食材が増えるため、栄養不足になりがちです。一度の食事で何品も摂ることが難しい場合は、1日3食にこだわらず、1日を通して必要な栄養を摂るようにしましょう。
次回に栄養ブログも乞うご期待!
 


投稿日:2022年01月01日00時00分| 投稿者: 冨岡勤| カテゴリ: 未設定


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