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韓国風海苔巻き(キンパ)

ブログ担当の冨岡です。
新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」がこれまでにないペースで感染拡大しています。オミクロン株でも基本的な予防対策は変わりません。改めて感染症予防対策について確認し、一人ひとりが意識して感染症の発症予防と感染拡大防止に努めましょう。
さて最近、生活に関わる商品を幅広く扱うお店やコーヒー豆を中心とした輸入食品を取り扱うお店から冷凍キンパが販売され品薄状態になるほどの人気となっています。日本にもキンパと非常に似た巻き寿司がありますが、何がちがうのでしょうか?そこで今回は「キンパ」と「巻き寿司」の違いについてお話します。
【キンパとは】
ごま油で風味付けしたご飯と具材を海苔で巻き、一口大に切った韓国風海苔巻きです。キンパは韓国語で「김밥」と書きます。キム(김)が海苔、パプ(밥)がご飯という意味になります。カタカナ表記では、キンパ、キムパプ、キンパプなど、いくつかありますが全て同じ物を指しています。

巻き寿司とは
海苔などで酢飯と具材を巻いた寿司の一種 。
しかし、これと同じような言葉として、「海苔巻き」「太巻き」「恵方巻き」「手巻き寿司」というものもあります。個々の区別が難しいところですが、巻き寿司と海苔巻きは基本的に同じ物を指します。また、巻き寿司は、太さによって「細巻き」「中巻き」「太巻き」と区別されています。恵方巻きは、太巻きと同じ物になりますが、節分の日に食べるものであることと、切らずに丸ごと食べるという点に違いがあります。そして手巻き寿司は巻き簾などの道具を使わず、手で巻いて作る寿司となります。

どんな時に食べるの?
日本の巻き寿司は、お祝いやおもてなしのときに食べる代表的なものですが、韓国のキンパは、食べやすく持ち運びが便利なことから遠足やピクニックで食べられる定番のお弁当メニューとして親しまれており日本のおにぎりの様な存在となっています。

【キンパと巻き寿司の違いについて】
1.ご飯
 巻き寿司は酢飯ですが、キンパはごま油と塩で味付けされたご飯となります。
2.具材
 
生ものが入っている巻き寿司は多くありますが、キンパには生ものは入っていません。
*代表的な具材
 巻き寿司・・・かんぴょう、しいたけ、卵焼き、きゅうり、刺身、桜でんぶなど
 キンパ・・・たくあん、人参、ごぼう、胡瓜、卵焼き、かにかま、牛肉など
3.食感
 巻き寿司は、全体的に柔らかな食材で作りますが、キンパは歯ごたえのある食材を多く使います。
4.海苔
 巻き寿司もキンパも海苔で巻きますが、キンパは最後にごま油を塗って仕上げています。
キンパは、韓国料理店やデパ地下の惣菜店に限らず、近ごろでは大手スーパーやコンビニでも見かける身近な食べ物となっています。また、酢飯で作る日本の巻き寿司とは違う味わいと食感を楽しむことができるので是非、一度ご賞味下さい。
次回の栄養ブログも乞うご期待!

投稿日:2022年02月01日00時00分| 投稿者: 冨岡勤| カテゴリ: 未設定


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