じゃがいも
2023年11月01日ブログ担当の冨岡です。
日に日に秋が深まる季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
つい先日、ご近所の方から袋いっぱいのじゃがいもをいただきました。
じゃがいもは、様々な調味料や油脂、乳製品などとも相性が良く、保存性が高いので常備しているご家庭も多いのではないでしょうか。そこで今回は、大地のりんごとも呼ばれる「じゃがいも」にスポットをあててお話します。
【じゃがいもの栄養】
じゃがいもは、ビタミンCやビタミンB1、B6、パントテン酸(ビタミンB5)、食物繊維のほかに過剰な塩分を尿として排泄させる働きのあるカリウムが豊富に含まれています。また、ビタミンCにおいては、可食部100g当たり28mg(皮つき)含まれており同じ量で比較すると、温州みかん(普通)とほぼ同等、りんごの約5倍含まれています。
【じゃがいもの栽培】
じゃがいもの収穫量及び出荷量は、北海道が全国1位で2位は鹿児島県、3位は長崎県となっています。中でも北海道は国内8割の生産量を誇っています。
北海道でじゃがいもが多く生産されているのには、以下のような理由があると言われています。
・じゃがいもは、寒さに強く寒冷地でも栽培しやすい
・広い大地で栽培面積も大きく確保でき、大型機械の導入も可能だった為、大規模経営がしやすい
【新じゃがいもと普通のじゃがいもの違い】
新じゃがいもと普通のじゃがいもは、同じ品種ですが収穫のタイミングに違いがあります。新じゃがいもは、完熟前の葉と茎が青い段階で収穫されたもので、皮が薄く水分を多く含むため軟らかいのが特徴です。それに比べ通常のじゃがいもは、完熟してから収穫さるため、新じゃがいもより硬くデンプンを多く含むのでホクホクした食感が特徴となります。
【じゃがいもによる食中毒を予防】
じゃがいもの芽(芽とその芽の根元)や皮(特に光が当たって緑色になった部分)には、天然毒素であるソラニンやチャコニンが多く含まれています。これらの物質を大量に摂取した場合、めまいや吐き気、下痢などの中毒症状が起きることがあるので、芽や皮が緑色になっている部分は完全に取り除いてから調理しましょう。
一般的にじゃがいもは春と秋に旬を迎えますが、じゃがいもは品種が多く温暖な地から寒冷地にいたるまで栽培されているため、一年中美味しく食べることができる食材です。ただし、品種によって味わいや食感、調理特性が全く違うので、いろいろな種類を食べ比べて自分好みの料理にあった品種を見つけてみましょう。
次回の栄養ブログも乞うご期待!
投稿者:冨岡勤