熱中症対策
2024年07月01日ブログ担当の田中です。
先月から夏のような陽気で汗ばむことも増えてきましたね。これからの季節は熱中症の危険が高まります。そこで今回は熱中症対策についてご紹介します。
熱中症とは高温多湿な環境に長時間いることで、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態のことを指します。熱中症は、野外だけでなく室内でも条件次第で発症する危険性があります。
<熱中症予防のポイント>
●暑さを避ける
室内では扇風機やエアコンで室内の温度を調節し、屋外では帽子や日傘を使用しましょう。また、冷却グッズも効果的です。首元など太い血管が体の表面近くを通っているところを冷やすと効率よく体を冷やすことができます。
●効率的な水分補給
のどの渇きを感じなくてもこまめに水分を補給しましょう。
一般的な人の一日の水分出納は約2.5Lです。(尿:約1500㎖、不感蒸泄:約900㎖、便:約100㎖)。夏場は汗をかく分、意識して水分の摂取を心がける必要があります。
熱中症予防の水分補給として、日本スポーツ協会では、0.1~0.2%の食塩(食塩相当量が0.1~0.2g(100ml中))と糖質を含んだものを推奨しています。1ℓの水に、ティースプーン半分の食塩1~2gと角砂糖を好みに応じて数個溶かして自身で作る事もできます。また、糖を含んだ飲料が推奨される理由として、腸管での水分吸収を促進することが挙げられます。主要な糖であるブドウ糖は腸管内で塩分(ナトリウム)が同時にあると速やかに吸収されます。そしてそれらに引っ張られ水分も吸収されるというのがメカニズムです。ただし、かかりつけ医から水分や塩分の制限をされている場合は、よく相談の上、その指示に従いましょう。
㊟カフェインを含むお茶やコーヒー、アルコールを含む酒類には利尿作用があり、かえって脱水症状を進めてしまう危険があります。
上記の熱中症対策以外にも十分な睡眠やバランスの良い食事も大切となります。
熱中症の正しい予防法を知り普段から気を付けましょう。
次回もお楽しみに!
投稿者:田中理沙