行事食 <土用の丑の日>
2024年08月01日ブログ担当の田中です。梅雨も明け、厳しい暑さが続いていますね。
7月と言えば土用の丑の日。街中でも鰻ののぼりを目にする機会も多かったのではないでしょうか。
今回は土用の丑の日に提供した行事食をご紹介します。
<行事食メニュー>
・鰻のちらし寿司
・清汁
・大根サラダ
・ドレッシング
・さつまいものバター煮
鰻をちらし寿司に盛付け、提供しました。患者様も喜ばれ、感謝のお手紙を頂きました。
【土用の丑の日になぜ鰻を食べる?】
「土用の丑の日」に鰻を食べる由来については諸説ありますが、讃岐国(現在の香川県)出身の平賀源内が発案したという説がよく知られています。
その説によると、夏に鰻が売れないことを悩んでいた鰻屋が、何とか売るため源内に相談にしたところ、源内は「丑の日に『う』の字が附く食べ物を食べると夏負けしない」という民間伝承からヒントを得て、「本日丑の日」と書いて店先に貼ることを勧めたそうです。すると物知りして有名な源内の言うことならと、その鰻屋は大変繁盛。その後、他の鰻屋もそれを真似るようになり、土用の丑の日に鰻を食べる風習が定着したと言われています。
【鰻で夏バテ予防?】
鰻には、ビタミンA、B1、B2、E、Dのほか、カルシウム、鉄分、亜鉛、脂質(DHA、EPA)、コラーゲンなど、夏バテ予防に必要な栄養素が豊富に含まれています。特にビタミンAは、100グラム食べれば成人の一日に必要な摂取量に達します。
ビタミンAは皮膚や粘膜、目の健康を維持するのみ必要な栄養素で、抵抗力を高める働きがあります。油と一緒に摂るとビタミンAの吸収率が高まるため脂の多い鰻と相性がよいとされています。また、ビタミンB1は糖質の代謝を助ける栄養素で、疲労回復に効果的です。
鰻は美味しく、栄養価の高い食材ですが、脂質が多く、カロリーの高い食材でもあるため食べすぎには注意が必要です。
今回は「土用の丑の日」の行事食をご紹介しました。
暑い日が続きますので、美味しい鰻を食べて夏を乗り切りましょう。
次回もお楽しみに!
投稿者:田中理沙