こどもの日
2026年05月01日
気温の高い日が増え、だんだん夏の気配が感じられるようになりましたね。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
さて、5月はといえばゴールデンウィークを楽しみにしている方も
多いのではないでしょうか。
様々な祝日の中から、今回は5月5日の「こどもの日」・「端午の節句」
についてご紹介します。
【 『端午の節句』 と 『こどもの日』 】
どちらも毎年5月5日を指す言葉ですが、厳密には少しだけ異なります。
「端午の節句」とは五節句(※)のひとつで、古代中国の厄払い行事を起源に、「男の子の誕生を
祝うと共に、健やかな成長を祈る」といった日本独自の行事へ発展していきました。
一方「こどもの日」は国で定められた国民の休日のひとつで、男女の区別なく「こどもの人格を重んじ、
こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」日と定められています。
※五節句・・・中国の陰陽五行説にちなんだ5つの季節の節目のこと。
人日(じんじつ)、上巳(じょうみ)、端午(たんご)、七夕(たなばた)、重陽(重陽)
の5つ。端午の節句は、五節句の中で唯一祝日に定められている。
この日には無病息災や厄除けの意味を込めて、縁起の良い食べ物が食べられました。現在ではこどもの日の食べ物というと柏餅をイメージする方が多いかもしれませんが、実は地域特有の食べ物もあるそうです。
【地域ごとの行事食】
皆さんのご家庭、住んでいる地域や生まれ故郷では何を食べていましたか?
各地域の食べ物をご紹介します。
◇関東:柏餅
関東では、あんこ入りのお餅を柏の葉で包んだ「柏餅」が主流とされています。柏の葉は新芽が出るまで古い葉が落ちない、という特徴があることから、「家系が絶えない」「子孫繁栄」の象徴とされ、縁起が
良いものとして食べられるようになりました。柏の木は本州から北の太平洋側に広く自生していて手に
入りやすいということも、地域差に関係しているようです。
◇関西:ちまき
柏の木が自生しにくい関西では、笹の葉を使った“ちまき”が定着しました。おこわを竹の皮で包んだ
中華ちまきとは異なり、甘いお餅を笹の葉包んだもので、細長い形が特徴です。

◇北海道:べこ餅
砂糖や黒糖で味付けされたお餅で、代表的なものは木の葉型が特徴です。
白と茶の二色が合わさったもの、ヨモギを使った緑色のもの、
その他の色で着色された色鮮やかなものなど、見た目は様々あります。
◇宮崎県:鯨ようかん
米粉を練って伸ばした板状のものを、こしあんで挟んだ蒸し菓子です。
「鯨のように大きく、たくましく、力強く育ってほしい」との願いが込められていると言われています。

◇鹿児島県:あくまき
灰汁(木や竹をもやした灰からとったもの)にもち米を浸した後、孟宗竹の皮に
包んで灰汁水で数時間煮込んで作ったものです。灰汁に含まれるアルカリ性の
物質がもち米の繊維を柔らかくし、細菌の繁殖を抑えてくれます。

◇沖縄:ちんぴん、ポーポー
ちんぴんとポーポーはどちらも、少し厚めのクレープ生地のようなものをくるくると巻いたお菓子です。ちんぴんは生地に黒糖を混ぜて甘く味付けしたもの、ポーポーは甘くない生地に「アンダンスー(油味噌)」を塗って巻いたものです。
食べたことのないお菓子をどこかで見つけたら、ぜひ試してみてください。
受け継がれてきた味や思いに触れながら、いつもと少し違うこどもの日を楽しめるかもしれません。
次回もお楽しみに!


