節分

ブログ担当の田中です。
厳しい寒さが続いていますが、皆さんはお変わりありませんか?昨年末よりインフルエンザが流行しているので、皆さんも体調管理には十分注意してください。さて、お正月が過ぎてやってくる行事といえば節分ですね。豆まきをしたり恵方巻を食べたりして過ごす家庭が多いと思いますが、節分には本来どのような意味があるのでしょうか。そこで今回は節分について紹介します。

【節分とは?】
節分には、言葉の通り「季節をわける」という意味があります。
春夏秋冬の季節それぞれに季節の節目があるため「節分」は本来、1年に4回訪れていますが、旧暦では立春が1年の始まりとして重んじられていたこともあり、節分といえば「春の節分」を示すようになったと言われています。また、古くから季節の変わり目には邪気が入り、悪いことや予期せぬことが起りやすいと考えられていました。そこで、立春の前日に邪気を払い無病息災を願う目的で節分の行事がおこなわれるようになりました。現在では、2月3日に行う行事として浸透していますが、立春の日付は年により異なるのためズレることがあります。 

【豆まき】
節分には、福豆(炒った大豆を桝に入れ、神棚にお供えしたもの)をまき、歳の数だけ豆を食べますが、そもそもなぜ豆なのでしょうか。それは昔の人は「豆=魔滅(まめつ)」とよび、私たちのエネルギー源であり霊力を持つとされる豆で、「病や災い=鬼」を祓い、さらにその豆を食べることで力をいただくと考えられていたからです。また、季節の変わり目に鬼がやってきて幸いや疫病をもたらすと考えられており、家からこの鬼を追い出して福を招き入れるための風習が豆まきです。
豆をまく人は元来は年男(その年と同じ干支に生まれた人)、または家長が大豆をまいていましたが、現代ではだれかが鬼役をして家族みんなで楽しく豆をまく、楽しい行事として続いています。豆は自分の歳の数、もしくは年齢プラス1粒だけ食べると病気にならず長生きすると言われています。北海道や東北では殻付き落花生を使う地域もあるそうです。

【恵方巻】
近年、節分の日にその年の「恵方」を向いて、太巻きを食べる風習が注目されています。
恵方とは、その年の金運や幸福をつかさどる「歳徳神(としとくじん)」という神様がいる方角のこと。
その方向を向き、願い事を思い浮かべながら無言で一気に太巻きを丸かじりするのが「恵方巻き」です。
これは「商売繁盛、幸せを一気にいただく」という縁起かつぎで、正月に行われていた「恵方参り」が形を変え、節分のしきたりとして広まりました。ちなみに2025年の恵方は、西南西となります。

【イワシの飾り】
関西の一部地域には、節分にいわしの頭を飾ったり、いわしそのものを食べたりする風習があります。その理由は、いわしを焼く際に出る煙や匂い。この煙や匂いが鬼を寄せ付けないと考えられているからなんです。また、栄養価の高いいわしを食べることで、無病息災を願うという意味もあります。

2025年の節分は2月2日となります。是非、皆さんも家族や友人と一緒に豆まきや恵方巻を楽しんでみてはいかがでしょうか?
次回もお楽しみに!

 

投稿者:田中理沙

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