たけのこ

ブログ担当の田中です。
新緑の葉が風にそよぎ、心地よい季節となりました。皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
さて、春の訪れと共に土の中から顔を出す「たけのこ」。歯ごたえのある食感と爽やかな香りが特徴のたけのこは今がまさに旬の時期となります。今回は「たけのこ」についてご紹介します。

【たけのこの名前の由来は?】
たけのこは竹の種類を問わず、竹の芽の総称として使われている言葉です。たけのこの漢字は竹冠に旬(筍)と書きますが、「一旬(約10日)で竹の姿に成長してしまうから」という由来があります。

【たけのこの主な栄養素】
●食物繊維
たけのこの主要な栄養素は、独特な食感のもとになる食物繊維です。なかでも不溶性食物繊維のセルロースが豊富に含まれています。不溶性食物繊維は、腸内環境を整える効果があり、便秘解消につながります。また、コレステロールの吸収や血糖値の上昇を抑える効果、大腸がんの予防なども期待されています。

●チロシン
たけのこを茹でると、表面や節に白い結晶のようなものが付着します。これはたんぱく質を構成するアミノ酸のひとつで「チロシン」と呼ばれる物質で、食べても問題ありません。「チロシン」はドーパミンという神経伝達物質を合成する際に必要で幸せを感じるなど、脳を活性化させる働きがあります。

●カリウム
たけのこにはカリウムが豊富に含まれており、体内の余分なナトリウム(塩分)を排出する働きがあります。 カリウムは細胞の浸透圧を調整し、血圧を安定させる役割を持つため、高血圧の予防やむくみの解消に効果的です。

【たけのこの美味しい食べ方】
部位ごとに特徴があるので、使い分けるとより美味しく食べられます。先端の姫皮は、吸い物や酢の物に。穂先は煮物や和え物に向いています。中央部は歯ごたえがあるので、煮物や炒め物、天ぷらと幅広く使えます。根元は硬めですが、薄切りやさいの目切りにして、炊き込みごはんなどにすると美味しくいただけます。

今回はたけのこについてご紹介しました。今が旬のたけのこ。
この季節ならではの代表的な食材を食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか。




投稿者:田中理沙

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