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診療の特色

1.耳、鼻、のど、頸部のあらゆる病気に対応しています

東邦大学医療センター大橋病院 耳鼻咽喉科では、耳、鼻、のど、頸部に生じるあらゆる疾患の診断・治療を行っています。
中でも、副鼻腔炎、小児および成人の閉塞性睡眠時無呼吸、アレルギー性鼻炎、めまい、難聴についてはそれぞれ専門外来を設け、より高度な医療の提供に努めています。とくに副鼻腔炎については、好酸球性副鼻腔炎など難治性の疾患の診断・治療も得意としております。
耳鼻咽喉科領域の疾患は、眼や脳などの周辺臓器や呼吸器などに関係する場合も多いため、症状によっては「どの科を受診すればよいのかわからない」と迷われる患者さんもいらっしゃるかもしれません。そのような場合でも、耳や鼻、のど、頸部に何らかの症状があるのであれば、ぜひ当科を受診してください。きちんと診察を行ったうえで、他科での診療が必要だと判断した場合には速やかにご紹介いたします。院内の各診療科と円滑な連携が取れていることは、総合病院の強みのひとつです。

さらに地域の病院や診療所との連携にも力を入れており、専門的な診断や治療が必要な患者さんを数多くご紹介いただいております。また、疾患によっては、対応可能な他施設をご紹介するといったこともスムーズに行っています。

2.最新機器と高度な技術を駆使し、安全で身体にやさしい内視鏡手術を行っています

大学病院の耳鼻咽喉科として、高度な専門性に基づく手術治療を中心に行っています。とくに、内視鏡を用いた低侵襲(身体への負担が少ない)の手術に積極的に取り組んでおり、中でも慢性副鼻腔炎、副鼻腔真菌症、嚢胞(膿瘍)、腫瘍、頭蓋底疾患(下垂体腫瘍など)を対象とした内視鏡下鼻内副鼻腔手術を数多く手がけています。
手術を正確かつ安全に行うためには、ソフト面(技術)とハード面(診療機器など)の両立が必須です。内視鏡下鼻内副鼻腔手術のソフト面においては、当科の診療部長である吉川 衛教授が当院はもちろん他大学の専門医を対象とする手術研修会や講習会などで教育を行い、医師のレベルアップを図っています。また、ハード面においては、ハイビジョン内視鏡システム、マイクロデブリッダーおよび内視鏡用ドリル、手術用ナビゲーションシステムなど手術支援機器を導入することで、高度な医療の提供を実現しています。

3.小児の閉塞性睡眠時無呼吸の診断・治療を行う都内有数の施設です

当科では20年以上前から、閉塞性睡眠時無呼吸に対する専門的な診療を行っています。とくに特色のひとつとして挙げられるのが、小児の閉塞性睡眠時無呼吸の診断・治療です。

閉塞性睡眠時無呼吸は、はじめに簡易検査によるスクリーニングを行いますが、確定診断のためには、脳波、眼電図、筋電図、心電図、鼻と口の気流、胸腹部の運動、動脈血酸素飽和度などを測定する終夜睡眠ポリグラフ検査が必要となります。この検査は入院のうえ1泊2日で行うため、小児を対象に実施している施設は都内でも限られていますが、当院では検査技師や看護師など診療に携わるスタッフの協力のもとスムーズに検査を行うことが可能となっております。このようにして確定診断を行うことで、病状を詳しく把握し適切な治療を選択することができます。

小児の閉塞性睡眠時無呼吸は、重症化すると成長や発達に影響を及ぼすことがあります。
「毎晩大きないびきをかく」「寝ている時に呼吸が止まる」「食事中にうとうとすることがある」などお子さんの症状で気になることがありましたらぜひ当科にご相談ください。
こちらもご参照ください。

4.スギ花粉症に対する舌下免疫療法を行っています

2014年10月より健康保険が適用されたスギ花粉症の舌下免疫療法を行っています。

これは患者さん自身がご自宅でスギ花粉症の抗原(アレルゲン)であるスギ花粉エキスを舌の下に滴下する治療法で、時間をかけて少しずつ症状を緩和していく作用があります。

副作用が少なく安全性の高い治療であり、自宅で行うことができるため皮下注射による免疫療法のように頻回の通院の必要がないなど、患者さんにとって多くのメリットがある治療法です。

なお、治療にあたっては事前に医師による正確な診断と説明を受けていただく必要があります。スギ花粉症に悩まれている方は一度ご相談ください。

お問い合わせ先

東邦大学医療センター
大橋病院 耳鼻咽喉科

〒153-8515
東京都目黒区大橋2-22-36
TEL:03-3468-1251(代表)