患者さんへ

メニュー

よくあるご質問

大腸について

  • 便潜血検査は早期癌の1割、進行癌の5割しか発見できないというデータがあります。
    便潜血が陰性でも、大腸癌、大腸ポリープがある可能性は全く否定できないということになります。
    血のつながった方の中に大腸癌や大腸ポリープの方がいらっしゃれば、大腸カメラを受けていただいたほうが安心です。
  • 最近の大規模な日本の研究で、便秘と大腸癌の発生率の間には関連がないことが分っています。
    便秘をしないから大腸癌にならないというわけではなく、逆に便秘がちだから大腸癌になりやすいということもありません。
    さらにいえば、大腸癌で便秘になる場合、進行癌の可能性が非常に高く、症状が出る前に対処すべきです。
  • 実は、女性の癌の死因第1位は大腸癌です。
    大腸癌の9割以上は大腸ポリープが大きくなって出てくるものとされています。
    したがって、内視鏡で取りきれるうちに検査をすれば、大腸癌の9割以上を予防できることになります。
    大腸ポリープは20才代で見られることも少なくなく、早めに検査を受けることが大切です。
  • 大腸ポリープは、基本的には小さいうちであれば内視鏡で取れることがほとんどです。
    また多少大きくても、ポリープ(癌)が深く食い込む前であれば、内視鏡で取ることが出来ます。
    当院では、一般的な内視鏡的な治療方法に加えて、粘膜切開剥離法(ESD)という最先端の治療法を導入し、大きな病変でも治療が出来ます。
    ポリープ(癌)が深く食い込んでいた場合は、外科で手術を受けていただくことになります。

肝臓について

  • ASTとALTは健康診断や人間ドックなどで行われる肝機能検査の項目のひとつです。AST、ALTは肝細胞の中に多く含まれる酵素のひとつで、肝臓に炎症が起こると肝細胞が破壊され、これらの酵素が血液中に出てきます。また、アルブミンやコレステロール、プロトロンビン時間なども、肝臓で合成される物質であるため、肝臓の働きを示す指標になります。肝機能検査にはほかにALP、γ-GTP、LAPの胆道系酵素やビリルビンなどがよく使用されます。肝臓疾患の正確な診断にはさまざまな肝機能検査に超音波検査やCTなどの画像検査を加えて総合的に評価する必要があります。
  • B型、C型肝炎ウイルスによる慢性肝炎では約3ヶ月に1回CTもしくは超音波検査を受けたほうがよいと思います。慢性肝炎では年0.3~3%の割合で肝細胞癌が発症する可能性があります。胃癌や大腸癌とは異なり、癌の2倍の大きさになる時間が約3ヶ月といわれているため、早期に肝細胞癌を発見するためには、3ヶ月に1回の検査をお勧めします。
  • アルコールだけでも、肝障害が出現し、肝硬変へ進展してしまうことがあります。HCVに感染している場合は相乗効果で、より早い時期に肝硬変や肝細胞癌になってしまう可能性があります。1日3合の飲酒を続けると、平均で3~5年肝硬変への進展が早まるといわれています。慢性C型肝炎では少量飲酒されている方で約26倍肝細胞癌になる確率が増えます。ですので、絶対禁酒が望ましいです。
  • C型慢性肝炎に対する治療でウイルスが体から排除されると、炎症を繰り返し、線維化して硬くなった肝臓は鎮静化し、その後徐々に線維も吸収され正常な肝臓に戻ると考えられています。ですので、通院の必要性を感じないのはもっともな考えです。しかし、治療前の炎症や繊維化の程度はひとそれぞれですし、慢性肝炎の状態であっても数パーセントの確率で初期の肝細胞癌が存在する可能性があります。ごく小さい場合は、CTや超音波検査では診断できないものもあります。事実、学会では治療でウイルスを除去できたかたでも、後に肝細胞癌が出現した例が報告されています。したがって、治療後半年間で治療の効果を判定し、ウイルスが排除されたあとも、3~6ヶ月に1回は外来受診して、血液検査やCTや超音波検査を受けられることをお勧めします。

お問い合わせ先

東邦大学医療センター
大橋病院 消化器内科

〒153-8515
東京都目黒区大橋2-22-36
TEL:03-3468-1251(代表)