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消化管異物

誤って異物を飲み込み、それが食道や胃に停滞している状態です。
そのまま放置すると生体にとって不利または有害となるものは、内視鏡等で除去が必要です。逆に放置しておいても体に害を及ばさず排出されるものは内視鏡的処置は必要ありません。
胃の出口である幽門輪より大きく、通過不能の異物、竹串のように5cmを超える長い異物、刺入した魚の骨、錠剤薬の包装(PTP)などの有痛性の異物などが適応となります。
レントゲン写真やCTなどで異物の部位を確認し、内視鏡を挿入して鉗子でつまんで除去します。角が鋭利なもの(PTPなど)の場合は内視鏡の先端に透明なキャップなどを装着して安全に除去します。
異物の種類によっては回収時に新たな危惧が発生することがあり、内視鏡による再評価や絶食による経過観察が必要となります。また、鋭利なものなどは外科的処置が必要となることもあります。
当科では独自に開発した円錐形のゴム製のキャップを用い安全な異物除去を心がけています。

お問い合わせ先

東邦大学医療センター
大橋病院 消化器内科

〒153-8515
東京都目黒区大橋2-22-36
TEL:03-3468-1251(代表)