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過敏性腸症候群(IBS:Irritable Bowel Syndrome)

慢性的に続く下痢や便秘などの便通異常と、それに伴う腹痛・腹部不快感があるもので、内視鏡検査等で器質的疾患が認められない大腸や小腸の機能的異常によっておこる疾患です。
ストレスや生活習慣が原因といわれており、20~30歳前後の若年者に有病率が高く、発症頻度は5~15%と比較的高頻度で、近年増加傾向にあります。
下痢と便秘を繰り返す不安定型、すぐに下痢を引き起こす慢性下痢型、強い腹痛とその後に大量の粘液を排出する分泌型の3つに分類されます。他に機能性腹部膨満症に属しますが腸管ガスがたまりやすいガス型もみられます。
治療は規則正しい生活習慣と症状に応じた内服薬によって行いますが、時に心療内科的治療が必要となることがあります。

お問い合わせ先

東邦大学医療センター
大橋病院 消化器内科

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