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肝癌

肝癌の治療

肝癌の多くは、ウイルス性慢性肝疾患、特に肝硬変を基礎疾患にして発生することが多く、多発する可能性や、再発の可能性があります。そのため、肝癌の治療前に、全身の状態や、肝臓の機能、腫瘍の大きさや個数などを検討し、より効果的で浸襲の少ない治療法を選択する必要があります。
当科では画像検査として、造影超音波を担当医自身が外来にて積極的に行うことで腫瘍の状態を把握し、最善の治療を提案させていただいております。
  1. 経皮的ラジオ波焼灼療法(RFA)
  2. 経皮的マイクロ波凝固療法(MCT)
  3. 肝動脈化学塞栓術(TACE)
  4. 持続肝動注化学療法(HAIC)
  5. 分子標的薬による化学療法
  6. 定位放射線治療(Cyberknife)
  7. 肝移植
  8. 肝切除
肝癌は進行度により様々な内科的治療(上記1~5)が確立されています。早期の腫瘍に対してはラジオ波焼灼療法(RFA)、RFAが困難な腫瘍や大きな腫瘍では肝動脈化学塞栓術(TACE)が施行されております。また進行例に対してはTACEの他、動注ポートを留置した持続肝動注化学療法(HAIC)や分子標的薬(ネクサバールやスチバーガ)を用いた治療も積極的に行っております。さらに、新たな治療であるCyberknifeを用いた定位放射線治療を行う為の放射線治療用金マーカー挿入術も当院で施行し、その後に他院へ紹介することも可能です。また最近保険収載となりました、マイクロ波凝固療法(MCT)につきましても積極的に導入しております。各種治療を組み合わせることにより、肝癌患者様の長期予後が期待できます。また転移性肝癌に対しましてもRFAやMCTなども積極的に行っております。

経皮的ラジオ波焼灼療法(radiofrequency ablation:RFA)

肝動脈化学塞栓術(transcatheter arterial chemoembolization:TACE)

お問い合わせ先

東邦大学医療センター
大橋病院 消化器内科

〒153-8515
東京都目黒区大橋2-22-36
TEL:03-3468-1251(代表)