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超音波内視鏡下穿刺吸引法(EUS-FNA)

超音波内視鏡下穿刺吸引法(EUS-FNA)とは

Endoscopic Ultrasound-Fine Needle Aspirationの略語で、胃や十二指腸等の消化管から超音波内視鏡で胸腹部や骨盤内の腫瘤を観察し、消化管内から針を刺して組織を採取する方法です。超音波内視鏡とは内視鏡に超音波検査のプローブ(探触子)がついている内視鏡です。腫瘤性病変の診断は超音波やCT、MRIなどでは困難な場合があり、そのような場合に組織を採取することができれば、より正確に診断することが可能になります。その正診率は76-95%と報告されています。外科手術、化学療法を選択するうえで組織学的診断非常に重要であると考えられます。

この検査を行う目的は膵臓、胆道、消化管、その他の臓器の正確な診断を得るために行います。特に、詳細な画像検査を行いながら、同時に組織を採取し評価することが可能で、今後の治療方針の決定に非常に重要な検査です。

シェーマと実際の検査の画像です。膵腫瘍に対して十二指腸から検査を行っています。
シェーマと実際の検査画像
検査にて採取された検体です。
検体

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東邦大学医療センター
大橋病院 消化器内科

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