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内科系部門

関節リウマチと関節リウマチ関連疾患

関節リウマチの治療は近年きわめて急速に進歩しており、予後は著明に改善してきています。この際、関節リウマチや関節リウマチ関連疾患(悪性関節リウマチ、フェルティー症候群、強直性脊椎炎、乾癬性関節炎等)の早期で適切な診断が重要です。こうした疾患の治療の中心にあるのが抗リウマチ薬(免疫抑制薬、疾患修飾性抗リウマチ薬)であり、その適切な使用が重要です。また、わが国でも、平成15年秋より抗サイトカイン療法が導入されました。当院でもすでに多数例の患者さんに投与され、その有用性が確認されています。こうした新しい治療法も当初は限られた施設でしか施行できません。当科はこうした治療を施行できる施設のひとつであり、従来の抗リウマチ薬で十分なコントロールの得られなかった症例についてさまざまな問題点を検討しながらも積極的に応用していく責任があると考えています。

膠原病

全身性エリテマトーデスを代表とする膠原病・膠原病関連疾患(全身性エリテマトーデス、抗リン脂質抗体症候群、多発性筋炎・皮膚筋炎、強皮症、混合性結合組織病、成人スチル病、リウマチ熱、全身性血管炎(結節性多発動脈炎、顕微鏡的多発血管炎、アレルギー性肉芽腫性血管炎、側頭動脈炎、高安動脈炎等)、ベーチェット病、シェーグレン症候群、リウマチ性多発筋痛症等)についても治療法の進歩と予後の改善はめざましいものがあります。こうした疾患では内臓諸臓器に病変が見られ、各臓器病変について適切な診断・対処が必要となります。こうした意味で、膠原病の診療には膠原病としての専門的な知識に加え、総合的な内科的臨床能力が要求されます。こうした意味で、われわれに課された責任は重大であると考えています。

痛風

痛風は高齢化や食生活の欧米化とともに、最近増加してきている疾患のひとつです。かつては関節疾患として認識されていましたが、現在では、動脈硬化症や腎病変等との関連から全身性疾患としてとらえられるようになっています。当科では痛風の治療に当たって、生活習慣のあり方を含め、全人的医療を行うことを目指します。

その他(自己免疫性甲状腺疾患等)

当科の前身である内科・膠原病部門では自己免疫性疾患の一環として、バセドウ病や慢性甲状腺炎等自己免疫性甲状腺疾患の患者さんも数多く診察しています。当院には内分泌疾患の部門がないため、こうした疾患も当科で診療いたします。また、他の全身性炎症性疾患(サルコイドーシス等)の診療や不明熱患者さんの精査も行います。

お問い合わせ先

東邦大学医療センター
大橋病院 膠原病リウマチ科

〒153-8515
東京都目黒区大橋2-22-36
TEL:03-3468-1251(代表)