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関節超音波

超音波検査とは

人間には聞こえない高い音(超音波)を使い、体の中を画像で見ることの出来る検査です。
プローブと言われる装置より超音波を発生させ、体の中で反射して戻ってきた超音波を分析することで白黒の画像として表します。また、動くものに対して超音波を当てると音の高さが変わる特性(ドップラー効果)を利用し血液の流れを表すことが出来ます。
一般的に腹部や心臓、妊娠時など、その他全身に広く使われています。

膠原病、リウマチ疾患における超音波検査

関節の腫れや、炎症の程度(血液の流れを見ることで炎症を評価する)、周辺の腱の状態などを見ることができます。
超音波検査には下記にあげる利点、欠点があり、レントゲン検査やMRIなどのその他の画像検査と組み合わせ診断や、経過観察に用います。

超音波検査の利点

  • 直接、痛い所や腫れているところが検査出来る(リアルタイムにいろいろな方向から観察が可能)。
  • 患者さんと一緒に見ることが出来る。
  • X線と違い被爆がなく、検査に伴う苦痛がない。
  • 一部を短時間で見ることも、一度に多くの部分を見ることも可能。

超音波検査の欠点

  • 見えない部分(死角となる部分や骨の中、深い部分など)がある。
  • 一度に見える範囲が狭いため、検査部位の結果をすべて残すことは困難。
  • 検査者によって結果の違いや、検出出来ないことがある。
当科では、手指は手首など表面に近い部分が見える超音波検査機械を導入して検査を行っています。御希望の方はお気軽に担当医へ御相談ください。

お問い合わせ先

東邦大学医療センター
大橋病院 膠原病リウマチ科

〒153-8515
東京都目黒区大橋2-22-36
TEL:03-3468-1251(代表)