研修医の教育環境整備と卒前・卒後の適切な教育提供

東邦大学医療センター大橋病院医学会
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EPOC・剖検・CPCレポート

 

EPOCを利用した研修評価

2020年度初期臨床研修医から臨床研修評価にオンライン臨床教育評価システム(EPOC2)を採用しています。

EPOC(エポック)オンライン臨床評価システムのページへ

EPOCを利用するにはUMIN-IDを取得してください

初期臨床研修制度におけるCPC(臨床病理カンファランス)レポート、肉眼剖検レポートの作成と 症例呈示について

平成16年度より新たに開始された初期臨床研修医制度では、CPCレポートの作成、症例呈示が必修項目となっています。つまり、研修医が自ら剖検例を「レポート」としてまとめ「症例呈示」を行うことが義務付けられています。
GIO:
研修医が病理解剖を通じて、臨床経過と疾患の本体の関連を総合的に理解する能力を身につける。
SBO:
1.病理解剖の法的制約・手続きを説明できる。
2.ご遺族に対して病理解剖の目的と意義を説明できる。
3.ご遺体に対して礼をもって接する。
4.臨床経過とその問題点を的確に説明できる。
5.病理所見(肉眼・組織像)とその示す意味を説明できる。
6.症例の報告ができる。
これら目標を達成するためには、「自らの受け持ち症例の剖検をとり、これをまとめて症例呈示し、レポートにする」ことが望ましいことはいうまでもありません。しかしながら、研修医全員が前期研修期間中にこれを実施することは困難と考えられることから、本院では以下の要項で対応することとします。

1. 院内CPCへの参加

大橋病院では月に一度、年に10回( 8, 12月を除く)のCPCが開催されています。大橋病院での研修期間中に開催されたCPCの6割以上に出席し、討論に参加することが求められます。

2. 肉眼剖検レポートの作成

  1. 研修医は剖検に立会い、剖検症例の臨床、病理剖検肉眼所見について要約し、考察を加え肉眼剖検レポートとして提出してください。
  2. 自らが担当医でなくても、剖検に終始立会い、臨床医(主治医)、病理医との討論に加わることで、その症例についての肉眼剖検レポートを作成、提出することが可能です。
  3. 研修2年目10月末までに1剖検例についてレポートを作成し、臨床・病理指導医から評価を受け、提出して下さい。
  4. 病理へ剖検依頼があった場合、院内に暗号放送を流しますので参加可能な研修医は開始時刻までに剖検室に集合し、臨床医による臨床経過の説明から病理医による肉眼的剖検総括までの全過程に参加してください。アナウンスは以下の通りです。
    「*時より病理のカンファランスを行いますので、研修医の皆様は病理部へお集まり下さい」
  5. 剖検後、症例の臨床・病理肉眼所見について要約し、肉眼剖検レポートを作成して下さい。
  6. 不足した臨床データは臨床担当医から、病理データは剖検担当医から入手してください。
  7. 剖検後4週間以内に臨床指導医、病理指導医の評価を受け教育支援管理部へ提出して下さい。

3. CPCレポートの作成

  1. 自らが出席した院内CPCで取上げられた剖検症例について臨床、病理剖検所見(肉眼・組織学的所見を含む)、討議内容などを要約し、考察を加えCPCレポートとして提出してください。
  2. 自らが出席したCPCで取り上げられた剖検症例の中から、研修1年目終了時までに1例を選択し、レポートを作成してください。
  3. 臨床データは臨床担当医から、病理データは病理担当医から入手してください。
  4. 院内CPC終了後1ヶ月以内にCPCレポートを作成し、臨床指導医、病理指導医による評価を受けた後、教育支援管理部へ提出して下さい。

4.  症例呈示

  1. 肉眼的剖検レポートの内容について、研修医研究発表会で報告してください(パワーポイント形式)。
  2. 発表会終了後、当日責任者(当日司会者)による評価を受け、総務課に提出してください。

5. レポート作成様式について

原則として記すべき内容は下記ページに示すとおりです。

レポートの作成様式

6. レポート作成時、症例呈示時の指導について

臨床面での指導は臨床指導医が、病理面の指導は剖検を担当した病理医が行います。

7. レポート、症例呈示における最終評価について

剖検肉眼レポート、CPCレポートならびに症例呈示の内容については、教育支援管理部に提出されたレポート、指導医評価表を基に研修管理委員会で最終的な評価がなされ、卒後臨床研修/生涯教育センターへ提出されます。

8. 要約

大橋病院において、新医師臨床研修制度の必須項目であるCPCレポート、症例呈示に関して、研修期間中に研修医が行うべきことは以下の4項目です。
  • 6割以上の院内CPC参加
  • 1例の剖検肉眼レポート作成
  • 1例のCPCレポート作成
  • 剖検肉眼レポート対象症例についての症例呈示
自らが剖検承諾を得た症例がレポート、症例呈示されることが原則ですが、全員がこれを遂行するには困難な面もあり複数の研修医が同一の剖検症例についてレポートすることを可としました。しかしながら、その際にはoriginalityに十分留意した上でレポートを作製してください。さらに、自らが剖検承諾を得ていない剖検症例は、認定医や専門医の申請の際、その対象にはなり得ないことにもご注意下さい。