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検査・設備

主な検査・医療設備

腎生検

生検針を用い、背部よりエコーガイド(超音波を用いて針をさすこと)で腎組織を採取する検査です。IgA腎症などの腎炎の確定診断や病期を正確に把握する上で、極めて重要な検査です。本検査を行う際は入院していただく必要があります。

腎臓超音波・CTscan・MRI

腎臓の精査のため行います。特に超音波検査(エコー)は患者さんに苦痛を伴うことなく実施できるため、非常に重要な検査です。その他、超音波検査やMRIでは腎臓の形態のみならず、腎動脈の血流を評価することが可能です。

ラジオアイソトープ検査

放射性同位元素を用いた検査です。腎臓の形態を評価する腎シンチグラムと腎機能を評価するレノグラムとがあります。特に左右の腎臓の機能に大きく差があることが疑われる場合などに行います。

脈波伝播速度(PWV)、足関節/上腕血圧比(ABI)

慢性腎不全の重要な合併症の1つである下肢閉塞性動脈硬化症(末梢動脈疾患)を評価する検査法です。血圧を測定する要領で、痛みを伴うこともなく簡単に施行することができます。

血管造影

大きく分けて3つあり、①腎血管造影 ②下肢血管造影 ③内シャント血管造影 があります。

腎血管造影は腎動脈、腎静脈の精査のため行われる検査です。また、下肢血管造影も下肢閉塞性動脈硬化症(末梢動脈疾患)の精査のために行われる検査です。いずれも造影剤を用いて血管を観察する検査で、カテーテルを用いて検査をします。
当院の特徴として積極的にカテーテル検査・治療を行っているという背景もあり、腎動脈狭窄や下肢動脈狭窄が強い場合には経皮的腎動脈拡張術・下肢動脈拡張術(カテーテルによる治療)も多く実施しています。

内シャント血管造影は血液透析を施行する上で必要な内シャントが狭窄、閉塞している際に行われます。同様に狭窄部の治療としても用いられます。

内シャント血管造影を除き、上記検査を行う際は入院していただく必要があります。

心臓超音波検査・核医学検査・カテーテル検査

慢性腎不全の重要な合併症の1つである狭心症や心筋梗塞、心臓弁膜症といった心臓疾患を評価する検査法です。詳細につきましては「循環器内科」の項をご参照下さい。

骨密度

慢性腎不全の重要な合併症の1つである骨症を評価する検査法です。超音波による測定法・放射線による測定法がありますが、いずれも簡便に行うことができます。

医療設備

透析室:ベッド数16床(うち1台は陰圧個室)、血液透析装置16台(透析監視装置12台、個人用血液透析装置3台)、アフェレーシス装置3台、出張用(ポータブル)血液透析装置2台

お問い合わせ先

東邦大学医療センター
大橋病院 腎臓内科

〒153-8515
東京都目黒区大橋2-22-36
TEL:03-3468-1251(代表)