新病院の概要

新病院の概要

開設の経緯

現在の大橋病院は、昭和39年7月の開院以来50年以上にわたり、高度先進医療・2次救急等の地域の中核病院としての役割を、担ってきました。
しかし、近年、老朽化による耐震性能の低下及び、施設の狭隘による問題が浮き彫りとなり、これらの諸問題を解決すべく、法人との協議を重ね、新病院の開設を決定致しました。
「優しい心、親切な心のこもった医療の実践」を基本理念とした、良質な医療の提供、地域へのさらなる貢献を目指し、新たな都市型モデル病院としての新病院計画を推進いたします。

基本構想

大橋病院新病院の基本構想について、これまで数年にわたり院内で議論を行い平成22年5月20日基本方針として医学部教授会において公表し、平成23年8月には財政目標を示しました。その後、各診療科からより具体的な戦略目標数値の回答を頂きました。
国は2025年を目標年とした「社会保障・税の一体改革」を取りまとめ、まさに本年の医療費改定は超高齢化時代への具体的な幕開けの年となりました。
それら事項の再検討、微修正を行うと共に、東邦大学医学部付属医療センター新大橋病院が立地する区西南部における医療供給状況を考慮した結果、当医療センター新病院は「優しい心、親切な心のこもった医療の実践」を基本理念とした最高水準の診療、卒前・卒後教育、研究を実践するとともに、地域の中核病院としてより特色ある総合病院への変換の必要性、都会の中のオアシスともいうべき「水と緑に囲まれた新病院」という基本構想をねって参りました。
この度、新病院の開院時期が平成30年6月に決まり、同時に新病院の機能の概略がほぼ固まったことを機に、より明確化した財政計画を含む基本計画を策定いたしました。
平成28年9月
学校法人東邦大学新大橋病院建設委員会

基本理念・基本方針

  1. 基本理念
    「優しい心、親切な心のこもった医療の実践」に基づいて、人々の生命を尊重し、人間としての尊厳と権利を順守する。
  2. 基本方針
    1)安心かつ信頼される医療を目指します。
    2)地域医療機関と連携し、年間365日・24時間体制で患者様のニーズに対応します。
    3)わかりやすい診療科の編成で、わかりやすい医療を提供します。
    4)地域特性を考慮した質の高い長寿(good longevity)社会の創造を目指します。
    5)都会の中のオアシスともいうべき「水と緑に囲まれた病院」を提供します。

行動目標 (計画のコンセプト)

  1. 東邦大学医学部付属の医療センターとして、最高水準の医療を目指し、病院機能評価機構の認証を取得する。
  2. 卒前・卒後教育の充実、積極的な医学研究を実践する。
  3. 専門医育成病院として、各分野における専門医の育成を実践する。
  4. 地域特性を考慮した 質の高い長寿社会の創造を目指した医療連携と救急医療を推し進め、特色ある高度急性期病院に特化する。
  5. 環境と地域住民に優しく、患者さんにとって安心できる生活環境を確保し、同時に医療スタッフにとって就業しやすい環境を整える。
  6. 医療安全と感染対策を重視した安全な病院を基本とする。
  7. 災害時における適切な医療の確保のため、災害拠点病院を目指す。