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研究課題名:緑内障・高眼圧症患者に対するリパスジル・ブリモニジン配合点眼液の使用実態下における長期投与時の安全性および有効性に関する大規模観察研究(ROCK-α study)

研究機関名:東邦大学医療センター大橋病院
研究責任者:
臨床教授 石田 恭子
准修練医 安樂 礼子
レジデント 良田 浩氣

研究の目的

緑内障とは、目の中の水(房(ぼう)水(すい))の量の調節がうまくできなくなり、目の中の圧力(眼圧(がんあつ))が高くなる事が原因のひとつとなって、見える範囲(視野)が徐々に狭くなっていく病気です。また、高眼圧症は、眼圧は高いのですが、視神経や視野には異常がない状態であり、放置すると緑内障に移行するリスクがあります。こうした緑内障や高眼圧症の方の治療には、眼圧を下げることが大切です。眼圧を下げることにより視野が維持できる可能性が高いためです。緑内障の治療では、まずはじめに点眼(てんがん)液(えき)による薬物治療を行うのが一般的です。点眼液は通常、1剤から開始し、眼圧低下効果が不十分ならば作用機序の異なる薬剤を追加して2剤で治療します。近年、2種類の有効成分を組み合わせた配合(はいごう)点眼(てんがん)液(えき)も発売され、患者さんの利便性の向上に役立っています。
そこで、この研究では他の緑内障の治療薬が効果不十分な緑内障の方や高眼圧症の方であって、新しい配合点眼液であるリパスジル・ブリモニジン配合点眼液の使用を開始された方を対象に、通常の診療の中で約2年間の観察を実施させていただき、リパスジル・ブリモニジン配合点眼液の長期使用の安全性および有効性を検討します。この研究によって、今後の緑内障や高眼圧症の治療に大切な知見が得られると考えています。

研究対象および方法

この研究は、東邦大学医療センター大橋病院倫理委員会の承認を得て実施するものです。
2023年5月~2024月5月31日までに、リパスジル・ブリモニジン配合点眼液の使用を開始された方で、文書により説明同意を受けた方を対象に2年間(処方時、3か月目、12か月目、24か月目)の眼圧、視力、視野、有害事象の有無等の診察時検査、記録を解析します。
今回の研究で得られた成果を、医学的な専門学会や専門雑誌等で報告することがありますが、個人を特定できるような情報が外部に漏れることは一切ありません。
本研究に関してご質問のある方は、下記までご連絡下さい。

連絡先および担当者

東邦大学医療センター大橋病院 眼科
臨床教授 石田 恭子
准修練医 安樂 礼子
レジデント 良田 浩氣
電話 03-3468-1251 内線 2132

お問い合わせ先

東邦大学医療センター
大橋病院 眼科

〒153-8515
東京都目黒区大橋2-22-36
TEL:03-3468-1251(代表)