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実習・見学にこられた医学生・研修医からの声

2023年10月

今まで病理といえば、大学の実習で行うような、先生から与えられた課題の組織像を見る。または、組織像を見て診断するというイメージでした。
しかし、今回実際に病理医である先生方や、現場の臨床検査技師さんの仕事を見学して、スライド1枚を作成するのも高度な技術が必要であったり、迅速検査での丁寧かつ素早い作業や、臨床の先生と実際に話し合って手術について決めているところなど、全てが自分にとっては印象的でした。
また、午前中にあった腫瘍の悪性度を全員で決めたり、意見の報告会などをしているところでは、1年時に勉強した正常である組織構造がわかっていなければ、何もわからないことを痛感しました。
個人的には、病理解剖も見学してみたかったけれど、迅速検査などのときに、大腸や肺・精巣、乳房の腫瘍を観察したり、直接触ることができたりしたので、それらがとても興味深かったです。
最後に、迅速検査のときに、臨床の先生が高橋先生と組織を見て話し合っていたところや、横内先生とお話して、自分もまだどこに行くかわからないけれど、病理の知識はちゃんと持っている医師になろうと思いました。
今日は1日ありがとうございました。
(医学部2年)

2023年4月

 初期研修2年次の4月に病理診断科で一カ月間研修させていただきました。臨床の現場で一年間研修を行ってみて、病理学を再度学びたいと思い今回選択いたしました。臨床の現場ではX線やCT、MRIで陰影をみて、臨床データとすり合わせて疾患を考えます。また、内視鏡や手術で病変自体を目視できたとしてもその病変においてミクロでは何が起こっているのかわからず病理検体を提出します。自分の考察が合っていたのか、この病変はなにが起こって患者さんの症状にまでいたっているのか、疑問や関心が臨床を経験すればするほど積もっていきました。そのため病理部に届いた組織の色調や形状、硬さなどの性状を自分の目や手で確認し、顕微鏡を通してその病変を細胞レベルで、免疫染色などを行えば分子レベルでその疾患を知ることができた時は、臨床で疑問に思っていた疾患の答えを見ている気持ちになりました。しかし同時に切除後の切片だけでは疾患を理解できず、臨床経過なしに疾患を理解することは困難で、必ずしも病理学に答えがあるわけではないということも今回学ぶことができました。この研修で得た細胞レベルでの疾患のイメージを持ちながら、時間的な臨床経過も考慮し臨床を行ってまいりたいと思います。
 また今回の研修で、院内CPCの発表を経験させていただきました。全身をマクロから観察し、組織標本でミクロまでみて診断するという非常に貴重な経験をさせていただきました。全身ともなると情報量が多く、臓器ごとに情報をまとめても一元化できずにいましたが、先生方が何度も発表スライドを確認してくださり、全身の情報を疾患ベースに考えをまとめる方法などを教えてくださいました。他にも研修中に剖検を3回経験することができました。マクロで観察しながら全身で何が起こって死に至ったのかを考える機会は大変貴重で大きな学びとなりました。
 本病院の病理部の中心には複数人が同時に観察できる顕微鏡があります。毎朝その顕微鏡で臨床検査技師の方々が診断してくださっている細胞診や、先生方が疑問に思った標本などを全員で確認する時間が設けられています。自分が見ている標本だけでなく、この組織診断は何が難しいのか、どこがポイントなのかを先生方の会話から学ぶ機会があり、大変勉強になりました。
 先生方、臨床検査技師の皆様、事務の皆様、一か月間大変お世話になりました。こころより御礼申し上げます。今後とも何卒よろしくお願いいたします。
(2年次研修医)

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