診療科挨拶

豊富な症例に対応する体制を整えた医局
麻酔科に求められる幅広い知識と視野を培う

麻酔科【教授】小竹 良文

種類、量ともに豊富な症例で実力を付ける

当科は手術室の麻酔と、集中治療室の重症患者の管理を中心に行っている診療科です。大橋病院での手術件数は全体で5000件、そのうち麻酔科が管理するものが3000件あり、319床という病床数と比べると症例数は豊富にあります。また、心臓外科や脳神経外科、消化器外科などの診療科もあることから規模の大きな手術も少なくなく、麻酔科として慎重な配慮を必要とする症例も多いのが特徴です。そういった手術にも対応できる体制を整えているのが当科の特色で、若い先生には大変な場面もあるとは思いますが、その分しっかりと実力を身に付けられる場所だと自負しています。

集中治療室と術前外来に力を入れる医局

手術室近くに位置する麻酔科控え室のあるフロアには、6床ある集中治療室も併設されています。当科では集中治療室での管理にも注力していて、麻酔科のトレーニングを受けた2人の医師が専従医として集中治療室で活躍しています。
また、麻酔コンサルト外来という術前外来も充実させていて、手術前の患者さんとの対話を重視しています。最近では術前外来に力を入れている病院も増えてきていますが、当科では医師だけでなく看護師や薬剤師、歯科衛生士とも協働して、専門家の評価も合わせて参考にするという点が特徴となっています。